2015年、著名人やアルファブロガー、新聞、雑誌の書評で最も紹介されたビジネス書のランキングを発表します。 (集計期間2015年1月〜2015年12月)
1位 HARD THINGS 17pt
シリコンバレーで一番注目されるベンチャーキャピタル、アンドリーセン・ホロウィッツの共同創業者が、起業の困難に対してどのように立ち向かうべきかアドバイスを綴った一冊です。
マーク・ザッカーバーグ、ラリー・ペイジら起業家にも推薦され、『ハーバード・ビジネスレビュー』の読者が選ぶベスト経営書1位にも選ばれています。起業家や投資家には必読の一冊です。
http://www.bookvinegar.jp/book/12865/
1位 メンバーの才能を開花させる方法 17pt
「Thinkers50」(最も影響力のある経営思想家トップ50)にも選出されるなど、今、リーダーシップ分野で世界的に注目される著者によるベストセラーです。
リーダーには、メンバーの能力を引き出し組織全体の能力を高めるタイプと、メンバーの能力を消耗し、組織の人材価値を破壊するタイプの2通りがあることを解き明かし、いかに組織全体の人材価値を高めるか、あるべきリーダーシップについて書かれています。
http://www.bookvinegar.jp/book/12882/
3位 ザ・セカンド・マシン・エイジ 14pt
自動運転車、人工知能など、近年、次々に技術の飛躍的進歩が起きている要因を説明し、それがもたらす影響について論じている本です。
進化する人工知能が人間の仕事を奪うという問題など、近い未来に起こりうる諸問題などについて書かれており、これから先の時代を読む上でも必読の一冊です。
http://www.bookvinegar.jp/book/12936/
3位 ワーク・ルールズ! 14pt
Googleの人事部門のトップが、採用、育成、評価の仕組みまで、Googleの組織作りの方法について紹介している一冊です。
いかに優秀な人材を集め、パフォーマンスを引き出すか。Googleの理想を追求する姿勢が人事制度にも表されています。
経営や人事に携わる人に参考となる内容になっています。
http://www.bookvinegar.jp/book/12949/
5位 マインドフル・ワーク 11pt
現在、アメリカで大流行している「マインドフルネス」という瞑想について、その有効性や仕組みについて紹介している本です。
日本では企業の取り組みとしてあまり目立った話は聞きませんが、アメリカでは様々な企業の取り入れられているようです。
http://www.bookvinegar.jp/book/12925/
5位 決める―すべてを一瞬で判断できるシンプルな技法 11pt
いかに、人生に大きな影響を与える結果を生み出すタスクにフォーカスすれば良いのかを紹介している一冊です。
GoogleやMicrosoft、ディズニーといった大企業でも取り入れられている考え方です。
http://www.bookvinegar.jp/book/12864/
7位 成功するイノベーションはなにが違うのか? 10pt
企業が取り組むべきイノベーションを起こす手法がまとめられた本です。
リーン・スタートアップ、デザイン思考、アジャイルソフトウェア開発といったスタートアップツールを、いつ、どのように活用すべきなのか解説されています。
大企業の新規事業関連の方は必読です。
http://www.bookvinegar.jp/book/12825/
7位 「偶然」の統計学 10pt
ロトで連続大当たり。2回連続で雷に打たれる。10万年に1度しかないはずの金融危機。
「ありえない」とされる出来事は、私達が思っている以上に頻繁に起こりうる。
偶然と思われる事象や出来事はなぜ起こるのかを、統計学の観点から紹介している一冊です。
http://www.bookvinegar.jp/book/12974/
8位 チャレンジャー・セールス・モデル 9pt
今や営業に求められるのは「顧客に価値や知見を提供する」ことである。
複雑化する商品やサービスを売るにあたって、必要な資質とは何かを示し、営業成績の高い販売員を育成するための方法を紹介する一冊です。
これまでの優れた営業マンという概念が崩れる最先端の営業テキストです。
http://www.bookvinegar.jp/book/13000/
8位 グレートカンパニー 9pt
永続的に企業が成功するために必要な5つの条件を提示し、優れた企業に共通する要素とは何かを紹介している一冊です。
クレイトン・クリステンセンやトム・ピーターズも絶賛する新しい企業の成功の原則が示されています。
http://www.bookvinegar.jp/book/12965/
8位 ハーバード流 最後までブレない交渉術 9pt
交渉にあたって、相手とより良い合意に達するための考え方が書かれている一冊です。
世界でもっとも有名な交渉の専門家の1人であり、世界1300万部のベストセラー『ハーバード流交渉術』の共著者が、交渉の極意を紹介しています。
http://www.bookvinegar.jp/book/12928/
8位 「学力」の経済学 9pt
海外の科学的な研究データに基づき、効果的な教育についてを紹介している本です。
最新の海外の教育研究を紹介しながら、本当に効果のある教育とはどのようなものかを解説しています。
子供を持つ親は必読です。子供の教育方針について考えさせられます。
http://www.bookvinegar.jp/book/12929/
8位 ハーバード流 逆転のリーダーシップ 9pt
繰り返しイノベーションを起こせる企業と起こせない起業との違いは、リーダーシップにある。
ハーバード・ビジネススクールの人気教授が、イノベーションを起こし続けるリーダーの条件とは何かを解説しています。
http://www.bookvinegar.jp/book/12872/
8位 なぜ一流の経営者は即興コメディを学ぶのか? 9pt
世界的に有名なコメディ集団「セカンド・シティ」が、即興コメディをビジネスに生かす方法を紹介する少しユニークな本です。
インプロビゼーション(即興演劇)を利用して、個人や組織の創造性を促進する方法について解説されています。
http://www.bookvinegar.jp/book/12867/
8位 いつも「時間がない」あなたに 9pt
いつも「時間がない」という状況に追い込まれている人に起こっている心理的メカニズムを解説している一冊です。
2014年のアマゾンのベストブックに選ばれています。
http://www.bookvinegar.jp/book/12839/
8位 ウォートン・スクールの本当の成功の授業 9pt
ペンシルベニア大学ウォートン・スクールの人気講座「成功の授業」を書籍化したものです。
そもそも「成功」とは何かについて、考えさせる一冊です。
後悔しない仕事と人生の選び方について、示唆を与えてくれます。
http://www.bookvinegar.jp/book/12834/
2015年は、「リーダーシップ」「人工知能」「マインドフルネス」というキーワードに、様々な本が出ていたように思います。ここで普遍的なテーマでもある「リーダーシップ」というものが取り上げられているのも、不確実な時代だからこそなのかもしれません。
なお、先日発表された2015年amazonビジネス書ランキングは次の通りです。
2015年amazonビジネス書ランキング
①嫌われる勇気 (岸見 一郎)
②21世紀の資本(トマ・ピケティ)
③さあ、才能(じぶん)に目覚めよう(マーカス・バッキンガム)
④エッセンシャル思考(グレッグ・マキューン)
⑤まんがでわかる7つの習慣 (フランクリン・コヴィー・ジャパン)
⑥生き方(稲盛 和夫)
⑦人を動かす(デール・カーネギー)
⑧金持ち父さん貧乏父さん (ロバート・キヨサキ)
⑨「学力」の経済学(中室 牧子)
⑩道をひらく(松下 幸之助)
ブームとアドラー心理学の火付け役とも言える『嫌われる勇気』、そして同じく資本主義の格差問題をテーマにブームとなった『21世紀の資本』が売れたようです。その他は、毎回いつも普遍的なものが売れているようです。
年末年始、少し時間をとって本を手にとってみてはいかがでしょうか。