2019年、著名人やアルファブロガー、新聞、雑誌の書評で最も紹介されたビジネス書のランキングを発表します。 (集計期間2018年12月〜2019年11月)
bookvinegar 2019年ランキング
①FACTFULNESS(ハンス・ロスリング)16pt
②1兆ドルコーチ(エリック・シュミット)13pt
③NETFLIX コンテンツ帝国の野望(ジーナ・キーティング)12pt
③サードドア(アレックス・バナヤン)12pt
③僕らはそれに抵抗できない(アダム・オルター)12pt
⑥「家族の幸せ」の経済学(山口 慎太郎)11pt
⑥ベゾス・レター(スティーブン・アンダーソン)11pt
⑥THE TEAM 5つの法則(麻野 耕司)11pt
⑥Think CIVILITY(クリスティーン・ポラス)11pt
⑥父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。(ヤニス・バルファキス)11pt
⑥NEW POWER(ジェレミー・ハイマンズ)11pt
⑫FUZZY-TECHIE(スコット・ハートリー)10pt
⑫わたしたちを救う経済学(ヤニス・バルファキス)10pt
⑫ソーシャルメディアの生態系(オリバー・ラケット)10pt
⑫最高の脳で働く方法(デイビッド・ロック)10pt
⑫Think clearly(ロルフ・ドペリ)10pt
⑫トークンエコノミービジネスの教科書(高 榮郁)10pt
⑫予測マシンの世紀(アジェイ・アグラワル)10pt
⑫THE CULTURE CODE 最強チームをつくる方法(ダニエル・コイル)10pt
今年の第1位は、圧倒的な注目度と売上で『FACTFULNESS』でした。ビル・ゲイツも絶賛するこの本は、データや事実にもとづき、世界を読み解くことをテーマにした内容です。
近年、世界の国々の統計データなどは、どんどんアップデートされ、変化しているにも関わらず、私たちは依然として、古いものの見方をしがちです。過去に教えられた事実と近年の状況はかなり異なっている。世界的なSDGsの盛り上がりと合わせて、世界情勢を正しく理解する上でも、多くの人に読んで欲しい一冊です。
第2位には、『1兆ドルコーチ』。これはスティーブ・ジョブズやエリック・シュミットといった数々のシリコンバレーの起業家たちのコーチとして活躍したビル・キャンベルのお話。最高のチームはどのように作られたのか、企業の組織開発を行う上でとても参考になる内容です。
今年のビジネス書の傾向としては、引き続き「テクノロジー」「人事(組織開発)」というテーマに加えて、「SDGs」を意識したテーマが多かったように感じます。持続可能な世界経済をつくるというテーマが、今後のビジネスにおいても、重要な視点となりそうです。