読書法まとめ

夏休み前になると特集されることが多い「読書」。今回は、日経ビジネス7月30日号、東洋経済8月4日号、及び数冊の読書に関する書籍から、読書法をまとめて紹介します。

読書家の本の読み方の中から、自分流の読書法を見つけよう!

キヤノン電子 坂巻 久社長

①難しい本を読むより、わかる本を読む
歯が立たない本を何時間かけて字面だけ追っても「読んだだけ」で終わる。読書はそこから何かを学び、自分なりの考えを人に語れるようにしなければ意味がない。

②作家と同じ目線に立つ
巻末に載っている参考文献を集めて読んだり、本の舞台となった場所を見に行ったりすることで、作家が描写しようとした情景や考え方に近づくことができる。

③自分の考えを肯定する本を探す
自分の考えを肯定する本を読み、情報として整理する。すると上司にも部下にも、自分の意見を体系的に説明できるようになる。考えを否定する内容は気にしない。

ライフネット生命 出口 浩明 社長

①新聞の書評欄の中で、関心の持てる本を読む
各新聞の書評は著名な学者や評論家などが実名で書いており、信頼性が高く、良質な評が揃っている。

②原書や古典を読む
足元で売れている本は宣伝の効果であり、単なるブーム。古典は無条件に素晴らしい。

③じっくり読んで著者の思考プロセスを追い、速読しない
読書とは著者と対話すること。じっくり読んで、著者の思考プロセスを追体験しない限り、思考力は高まらない。

ヤフー 宮坂 学 社長

①網羅的な読み方をする
気になる本があれば、目次から読み始めて、全体を「スキャン」するように流し読む。途中、気になる言葉や記述には印をつけ、要点を絞り込む。

②あえて仕事とは違うジャンルの本を読み刺激を受ける
自分が置かれている立場とは違う環境に触れることが、様々なアイデアの泉になる。

③読書の積み重ねから、聴衆に響く「言葉」を磨く
伝えたいメッセージを、印象に残る一言で表現する素養は、日々読む本の蓄積の結果である。

「ビジネスブックマラソン」土井 英司 氏

①自分の基礎となる定番書を読む
②書き手の立場に立って読む
③悪分は「固有名詞・数詞・動詞」しか見ない
④本の主張やストーリーと関係ないところに注目して読んでみる
⑤「好きで面白い」という本の中から、自分のビジネスに共通点があるものを読む

作家 佐藤 優 氏

①速読を使って、真に読むに値する本を選び出す
②熟読によって基礎知識を身につける
③既存の情報は適度に飛ばし、必要な未知の情報だけを拾い読みする

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