2021年、著名人やアルファブロガー、新聞、雑誌の書評で最も紹介されたビジネス書のランキングを発表します。 (集計期間2020年12月〜2021年11月)
bookvinegar 2021年ランキング
①最悪の予感 パンデミックとの戦い(マイケル・ルイス)24pt
②ROCKONOMICS 経済はロックに学べ!(アラン・B・クルーガー)20pt
③WHAT IS LIFE? 生命とは何か(ポール・ナース)18pt
④ビジョナリー・カンパニーZERO(ジェームズ・C・コリンズ)16pt
④スタンフォードの権力のレッスン(デボラ・グルーンフェルド)16pt
④起業の天才!(大西 康之)16pt
④プロセスエコノミー(尾原 和啓)16pt
④9割の社会問題はビジネスで解決できる(田口 一成)16pt
④超ファシリテーション力(平石 直之)16pt
④生命科学的思考(高橋 祥子)16pt
⑪BAD BLOOD(ジョン・キャリールー)14pt
⑪NEO HUMAN 究極の自由を得る未来(ピーター・スコット・モーガン)14pt
⑪人類とイノベーション(マット・リドレー)14pt
⑪LISTEN 知性豊かで創造力がある人になれる(ケイト・マーフィ)14pt
⑪格差のない未来は創れるか?(ジョシュア・ガンズ)14pt
⑪ビジネスの未来(山口 周)14pt
⑰プロダクト・レッド・グロース(ウェス・ブッシュ)12pt
⑰多様性の科学(マシュー・サイド)12pt
⑰何もしない(ジェニー・オデル)12pt
⑰THE CATALYST(ジョーナ・バーガー)12pt
⑰スタンフォード大学の共感の授業(ジャミール・ザキ)12pt
⑰ボイステック革命(緒方 憲太郎)12pt
⑰14歳の自分に伝えたい「お金の話」(藤野 英人)12pt
⑰安いニッポン 「価格」が示す停滞(中藤 玲)12pt
⑰DXの思考法(西山 圭太)12pt
⑰ダブルハーベスト(堀田 創)12pt
⑰妄想する頭(暦本 純一)12pt
⑰News Diet(ロルフ・ドベリ)12pt
今年の第1位は、『最悪の予感 パンデミックとの戦い』でした。この本は、医療技術では最先端にいるアメリカがなぜ、新型コロナ対策に失敗したのかが書かれたものです。アメリカの公衆衛生システムが機能しなかったのには、その社会的な構造が原因にありました。
日本の行政でも同様のことが見受けられ、今後の感染症対策に対して、問題を提起するものです。
今年も昨年に続き、コロナ関連、生命科学に関する書籍がトレンドになりました。また、国内ではDX関連の本や、コロナを背景としたリモートワークなど組織マネジメントのあり方に関する本が多く出版されていたように思います。
来年は、最近注目を集める脱炭素、環境問題に関する書籍が増えてくると考えられます。
個人的には、2021年のベストブックは『世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論』でした。宇宙の謎を解き明かす鍵となる「量子論」の有力な仮説をわかりやすく解説しているものです。世紀の大発見になるか、解明が待たれます。