昨年10月、『デジタルマーケターが読むべき100冊+α』という本が発売されました。
第一線で活躍するマーケターやウェブアナリスト、ジャーナリストなどが推薦する100冊を紹介しています。
bookvinegarでもこの内、約40冊をカバーしているのですが、その中でも特に推薦者が多い本を厳選して「デジタルマーケターが本当に読むべき10冊」として紹介します。
100冊読めなくても10冊なら読める。
デジタルマーケターの方は必見です!
①次世代コミュニケーションプランニング
『デジタルマーケターが読むべき本100冊+α』の中で4回も紹介されている本です。広告における「コンテクスト」の大切さを説いた本。トライバルメディアハウス代表の池田氏なども推薦しています。
②ビッグデータの衝撃
『デジタルマーケターが読むべき本100冊+α』の中で3回紹介されています。これからのデジタルマーケターにとって、ビッグデータは必須知識。ビッグデータの基本的な事について書かれた良書です。デジタルインテリジェンス代表の横山氏が推薦しています。
③ウェブはグループで進化する
Google+を担当し、その後Facebookブランドデザイン責任者を務めているポール・アダムスの著書です。ソーシャルの仕組みを解き明かす本書は、デジタルマーケター必読の本だと思います。ネットイヤーグループ代表の石黒氏が推薦しています。
④影響力の武器
マーケターに限らず読むべき名著です。人間がなぜ騙されるのかという心理的要因をまとめた本で、マーケティングで人を動かすツボが書かれています。カヤック代表の柳澤氏が推薦しています。
⑤リッスン・ファースト!
ソーシャル・メディアに溢れる膨大な顧客の声をどのように商品やサービスに生かすか。これを体系的にまとめたのがこの本です。これもソーシャルメディア時代には必読の本でしょう。
⑥ザッポス伝説
ザッポスの企業物語です。いかに優れた顧客体験を築くか。その模範となるザッポスについて詳しく書かれています。マーケターとして著名な佐藤尚之氏の推薦です。
⑦ソーシャルシフト
ループスコミュニケーションズ代表の斉藤氏の著書。ソーシャルメディアを有効に利用するための示唆にあふれた本です。こちらも佐藤尚之氏が推薦しています。
⑧メディア化する企業はなぜ強いのか?
インフォバーン代表の小林氏の著書。ソーシャルメディアを活用した企業の広報・PR、マーケティングについての概念が、詳細に説明されている本です。大前研一氏も推薦する本です。
⑨アトリビューション
ユーザーがどのような経路をたどって最終的に購入に至ったのかを分析し、それぞれの媒体に「貢献度」を割り振ることで広告効果の最大化を図る取り組み「アトリビューション」。これからのウェブ解析でも必須の知識であろうアトリビューションの基本的な事が書かれています。こちらもトライバルメディアハウス代表の池田氏推薦。
⑩パーミッション・マーケティング
今のソーシャルメディアを使ったマーケティングのコンセプトは、10年以上も前にセス・ゴーディンによって提唱されていた。現代のマーケティング・バイブルとも呼べる1冊です。
いかがでしょうか?
ソーシャルメディア、ビッグデータ、アトリビューション。この3つのテーマに関する知識はもはやデジタルマーケターにとっては必須と言えるでしょう。
『デジタルマーケターが読むべき100冊+α』の中には、顧客を理解するための行動経済学に関する本も多く取り上げられていました。
上記の3つのテーマに、人間の行動心理を加えてマーケティングこそが、これからのマーケティングの主流となるのではないでしょうか。