読書法まとめ その2

前回の「読書法まとめ」で書ききれなかった読書法を追加で紹介します。
今回は、THE21の9月号からの出典です。

どうやら、思考力を鍛えるために熟読する派と、広い視野を養うために幅広く本を読む派に傾向がわかれるようです。

ワタミ 桑原 豊 社長

①自分の「仕事観」を形成する本を選ぶ
自分の立ち位置やなりたい自分を投影したキーワードを設け、本を選ぶ

②心に強く響いた本は何度も読み返す
心に残った本は、何度でも読み返すこと。その言葉を行動に結びつけ、人生に反映させていくことが、読書の最大の意義である。

リブセンス 村上 太一 社長

①成功者の自伝から学ぶ
「人は、自分が当たり前だと思っていることしか実現できない」と考えている。数多くの自伝に触れることで、その「当たり前の基準」を引き上げることができる。

②失敗が書かれた本から学ぶ
失敗にこそ教訓がある。ビジネス拡大の過程で陥りがちな罠は、失敗からしか見えてこない。但し、失敗を語った自伝は少ない。

③経営哲学や倫理に関する本を読み、人の生き方を考える

慶應大学特別招聘教授 夏野 剛 氏

①関心のあるテーマを深堀りする
関心のあるテーマについて書かれた本を何冊もまとめ買いし、そのテーマを徹底的に読破する。テーマを深堀りしていくと、興味深い背景を知り、真実に近づくことができる。

②書評やアマゾンのリコメンド、誰が推薦しているかを参考にする

③ビジネス書や実用書だけでなく、小説なども読む
本は勉強や仕事のために読むものではなく、思考の幅を広げるために読むもの。いろんな人生を疑似体験し、いろんな考え方に触れ、新たな発見に出合う。この体験にこそ価値がある。

精神科医 名越 康文 氏

①実用書と「じっくり読み込む本」を分けて選ぶ
情報収集のために読書をする場合、長くても1冊2時間以内で斜め読みしながら、必要な情報を拾う。じっくり読み込む本は、自分が尊敬する著者や古典が中心。時には1冊の古典を1ヶ月かけて読む。

日本サブウェイ 庵原 リサ 取締役

①名著と話題書を読む
「名著」とされるビジネス書と、直近の「話題の本」の中で役立つ本を選ぶ。

②易しい本から徐々にステップアップする
未知の分野をゼロから学ぶには、簡単な本から始めて段々とステップアップする。

③わからなくとも読む
「読む体験」を積むことで、インプット力を鍛える。

オイシックス 高島 宏平 社長

①ジャンルを問わず気に入った本を何十回でも読む
いい本は、読むたびに違った気づきを与えてくれるため、何度読んでも無駄な時間にはならない。

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