成功は“ランダム”にやってくる! チャンスの瞬間「クリック・モーメント」のつかみ方

発刊
2013年10月31日
ページ数
19ページ
読了目安
25分
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成功と失敗は偶然によって支配されている
様々な成功者の事例を紹介しながら、世の中の成功は偶然によって生まれていることを解説。コントロール不可能と思われる偶然をいかに取り込むか、その方法が書かれています。


■人生はランダム性に支配されている
この世界は予測不可能な場である。株価の乱高下から、雨の日に空車のタクシーをつかまえられるという幸運まで、私達は毎日のように予測不可能な出来事を体験しているので、ごく当たり前の事のように思える。しかし、私達は日常的な不確定要素にいちいち驚いたりしない一方で、成功は分析と計画の結果として得られるものだと信じている。ここには明らかに矛盾がある。

現実の世界で物事が計画通りに成功する確率は、私達が思うよりはるかに低く、予想外の瞬間が訪れて状況をひっくり返されるケースはいくらでもある。私達は鋭い論理は成功への近道だと信じているが、もし成功への道が論理的だったら、誰もがすぐにその道を発見できる事になり、結局その道は効果的ではなくなってしまう。成功するために論理的なアプローチが使えないなら、論理的でないアプローチを使えばいいのだ。成功し、ライバルを圧倒するためには、他者と違う事をする必要がある。論理と予測を用いても、将来の成功を手にする事はできない。なぜなら、成功はランダムであり、ランダムでなければならないからだ。

思いもよらなかった決定的瞬間を生み出す

成功や失敗は、予期せぬささいな出来事によって決まる事がある。成功者は、偶然の出会い、突然のひらめき、予期せぬ結果などを経験している。彼らは運命を変えた瞬間の事を振り返り、「あの瞬間がすべての始まりだった」と言う。誰にでも訪れるこの瞬間を「クリック・モーメント」と名付けた。個人や組織が、成功への道のりを劇的に変えるクリック・モーメントを増やす方法は4つある。

①ボールから目をそらせ
現在の目標とは直接関係のない物事の観察に時間を割く。できればわざわざスケジュールに組み込むといい。自分の周りにある可能性を発見し、つながりを持つためには、ボールから目をそらす必要がある。手元の仕事にだけ集中していると、見逃す可能性が高い。

②交差的に考える
自分とは異なる分野、産業、文化にインスピレーションを求める事によって、クリック・モーメントを起こす機会を得られる。分野が違えば違うほど、ランダムなアイデアを得るチャンスは増える。

③好奇心に従う
何か面白い事が起こっていると直感が告げる時の手段が、好奇心である。好奇心に従う事は、偶然を生む方法の1つである。

④予測可能な道を避ける
予測可能な洞察を積極的に拒否すると、必然的に予測不可能でランダムなつながりができる。

とにかく行動する

クリック・モーメントは突然のチャンスを作り出す。しかし、違いを生み出すには、誰かが実際にアイデアを実行に移さなければならない。そのような行動には、リスクが伴うが、ここぞという時には意図的に賭けをする必要がある。

①何回も賭ける
賭けの回数を増やせば増やすほど、成功しやすくなる。

②小さく賭ける
成功の可能性はアイデアやプロジェクトに投資した金額とは相関がないので、賭けの規模を小さくする事は理にかなっている。目的ある賭けは、小規模であれば何度も行う事ができるため、ランダムな出来事や予想外の出来事が起こる確率が最大化する。

③実行可能な小さな一歩を踏み出す
プロジェクトの有効性をテストする場合、試しに実行可能な小さな一歩を計画し、次に進めていくといい。

④投資収益率(ROI)ではなく、許容損失額を計算する
ルールがランダムに、予期せず、突然変わる世界では、ROIには説得力がない。

⑤情熱をモチベーションにする
それぞれの賭けは小さくて実行しやすくとも、何度も失敗する事は大変だ。いい結果がでないと自信がなくなる。そして最終的に諦めてしまう。だからこそ、強いモチベーションが必要である。

 

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