戦略的「無計画」 やりたいことが多すぎる人も、ちゃんと動けるようになる

発刊
2026年9月24日
ページ数
232ページ
読了目安
236分
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推薦者

計画しすぎないことのススメ
計画を立てることは、未来への期待を増幅させ、今に満足できずに、永遠に満たされないことにつながる。計画を立てることは、目標をエスカレートさせ、プレッシャーを感じることにつながるとし、計画疲れから解放される考え方を提示している一冊。

イマココに集中することが大事だと説き、計画に縛られてた生き方から抜け出すための方法が書かれています。

目標を計画しても成功できない

私たちは成長と共に「計画を立てること」を覚えていく。やることを整理して、段取りを決める。いつ、何を、どの順番でやるか道筋を立ててみる。そして、勉強や仕事にも計画を使うようになる。

しかし、目標が大きくなるにつれ、計画はうまく回らなくなっていく。やることが大きくなれば想定しないといけないパターンが増え、期間も長くなる。そして、「計画倒れ」が起こり、いつしか「計画疲れ」に変わる。

 

計画には、3つの落とし穴がある。

  1. 計画を立てただけで満足してしまう
  2. 計画がプレッシャーになる
  3. 目標がエスカレートし続ける

「計画」を行動に移すという話には、「自己コントロール」といった言葉が付きまとう。それは結局のところ「気合いで何とかする」と同じである。

 

「計画」とは未来のために今を使う手法である。しかし、それを続けると「今」はずっと置いてけぼりである。1つ期待をみたしても、すぐ次の期待に上書きされてしまう。エスカレートし続ける「期待」に応え続けることはできない。現実が未来に追い付かなくなって、未来に期待できなくなったら、燃え尽きてしまう。

「成功した」と評価されても、その状態を維持し続けるのは無理である。成功は他人との比較で決まるからキリがない。人生の目標は「満足」すること。成功してなくても満足はできる。幸福じゃなくても満足はできる。「未来への期待」を軸に生きていると、この「満足」がどんどん遠くなっていく。計画がうまくいかない理由はここにある。

 

「イマココ」に集中する

「戦略的無計画」とは、未来を決めつけすぎず、現実を見ながら、最適な「次の一手」を選び続けること。原則は次の3つである。

 

①次の一手を直感で決める

最初にゴールまでの階段をすべて作ろうとしないで、一段上ったら、次の段を作ることを繰り返す。「次の一手」は直感で決めていい。今この瞬間に意識を向けて、周りをよく見る。すると「次はこれだ」と自然に浮かんでくる。私たちは「気づく力(洞察力)」を持っている。その時の状況に合わせて決めた方が、精度の高い一手になる。

 

②いきなり本丸から攻める

多くの人は、準備や整理から始めてしまう。しかし、いくら準備をしても、肝心の成果物の作成は1ミリも進まない。まず、その仕事の一番大事な部分を直感で見極めて、いきなりそこから始める。「本丸」に手をつければ、確実に仕事は前に進む。

「本丸」とは、「誰かが直接受け取るもの」である。いきなり本丸を作り始め、最速で人に見せらせるものを作る。それによって成果につながりやすくなる。

 

③毎日1分でも触れる

1分でも手をつけられたら、それは先送りではない。大事なのは、作業を終わらせようとしないこと。キリのいいところまでやろうとしなくていい。途中でやめると「続きをやりたい」と思えるから、継続しやすくなる。結果のことは考えず、目の前の1分に意識を集中するだけ。これを繰り返すと、驚くほど色んなことが進んでいく。

 

計画の代わりにリズムを作る

計画よりも頼りになるのが「リズム」である。リズムを作ることで、いつでも最高のパフォーマンスを引き出すことができる。リズムを相棒にするためには、次の5つの要素が必要である。

  1. 信念:リズムが頼りになると信じる心が欠かせない
  2. 決意:どのようなリズムを作るかを決めなければならない
  3. 集中:自分で定めたリズムを遂行することに集中する
  4. 習慣:リズムは長く継続して守ることで成立する
  5. 監視:リズムを守るうえで、自分の行動に自覚的になることが不可欠である

 

リズムを作ることは退屈と真逆の態度で臨むことである。決められた所作に熱意を込めて1つずつ行う。同じことでも、毎回新鮮な気持ちで取り組む。「毎日を淡々とこなす」のではなく「毎日を丹念に生きる」イメージを持つこと。

 

計画しない。未来への期待を手放す。結果に執着しない。その代わり、直感を信じて、ビジョンに従って、リズムの力で動く。そうやって「イマココ」に身を任せると、結果はちゃんとついてくる。

 

 

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