ゲームの力が会社を変える -ゲーミフィケーションを仕事に活かす-

発刊
2012年8月18日
ページ数
242ページ
読了目安
232分
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社員のモチベーションを高める方法
ループス・コミュニケーションズのコンサルタントが、ゲーミフィケーションの仕組みを導入している会社の事例を紹介しながら、社員をやる気にさせる仕組みの構築方法を教えています。

ゲームの仕組みを応用すれば、社員のやる気を引き出せる。ディズニー、マクドナルド、カヤックなど、様々な事例が満載。


■ゲーミフィケーションで社員をやる気にさせる
ゲーミフィケーションは、ゲーム的要素を、ビジネスに活用できないかという試みである。これはあらゆる場所に利用でき、消費者だけでなく、企業の社員もゲーム化の対象となっている。ゲームの仕組みを利用して仕事をもっと面白くしたり、成果などを見える化して生産性を上げたり、社員に対する報奨システムとして活用することもできる。

企業が成長するためには、社員に貢献してもらう必要がある。それには、従業員のやる気を引き出す必要がある。やる気を引き出すには、社員に単に給料を渡すだけではなく、社員が会社にいてうれしい、楽しいと感じるところまで引き上げる必要が出てきている。

ゲーミフィケーションで重要な3つのポイント

ゲーミフィケーションでは、次の3点を循環させることが大切である。

①課題
課題、目的(社員をやる気にさせる、従業員満足度の向上、風通しを良くする等)をはっきりさせることが重要である。目的がなければ、単にゲーム要素を入れて満足することになる。

②報酬
報酬がなければ人は働かない。報酬は、必ずしも金銭的報酬である必要はなく、心理的報酬(評価、表彰、承認、働きやすさ等)でも良い。

③交流
お互いに褒め合う、意見を言い合う、評価し合う、フィードバックする、協力し合うなど、良い取り組みを社内外で共有することで、新たな気付きが生まれる。

課題があるから報酬を設定しなければならず、報酬によって交流が生まれ、交流によって新たな課題が見つかる構造になる。3つのポイントを押さえることで、効果が上がる。

事例

①ディズニー
・ファイブスタープログラム
上司が、素晴らしいパフォーマンスを発揮したキャスト(スタッフ)にファイブスターカードを渡す。このカードは非売品のオリジナル記念品と交換できるほか、定期的に開催されるパーティーに参加できる。

・スピリット・オブ・東京ディズニーリゾート
キャスト同士が、頑張っているキャストにメッセージを送る仕組み。結果をもとに選考されたスピリット・アワード受賞者には、ピンが授与される。

・キャストプレビュー
アトラクションの新規オープン、リニューアルに先駆けて、キャストが一足先に体験できる特典。

②シンクスマイル
・CIMOS
行動指針に基づくバッジを設定し、社員同士がお互いのいい所を見つけて、ウェブ上で該当するバッジをあげるシステム。バッジはランキング化されており、360度評価になっている。

③ミクシィ
・One Day Free制度
週5日のうち1日を、自分の通常の業務とは別の開発に当てることができる。この制度を利用してでき上がったサービスは、同社の技術者のブログで紹介する他、発表する場が設けられている。

④カヤック
・サイコロ給
毎月給料日の前に全社員がサイコロを振る。毎月の固定給×サイコロの出た目%が、給料にプラスαされる。

・旅する支社
1年に2〜3ヶ月の期間限定で、国内外の働いてみたい場所に鈴時オフィスを設ける。

⑤マクドナルド
・e-SMART
アルバイトのトレーニングをニンテンドーDSで行う。

・AJCC
カウンターやポテトなど6つのポジションでオペレーションコンテストを全国店舗で行う。優勝者はオリンピック開催地のマクドナルドに行く事ができる。

⑥ANA
・CS AWARD
感動するカスタマーサービスを実施した社員を表彰する。優れた社員にはバッジが与えられる。

 

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