『大富豪の伝記で見つけた1億稼ぐ50の教え』の著者、高田 晋一さんと読書会を開催しました。高田さんは昔から「成功の法則」に興味があり、物事や人生において何が成功する要因なのかを様々なデータから調べているそうです。
今回の著書も前作の『世界一カンタンな人生の変え方』と同様に、多くの書籍から成功するためには何が必要なのかを分析して書かれたものです。
読書会で、盛り上がったテーマは「働き方」でした。今、何かと話題ですね。。。
結局のところ、成功している人のほとんどがハードワークをしています。でも、ハードワークをする、つまり長時間働くというのは、今の世の中の流れには反しています。
長時間働くことで得られるものは何か、昔のようにハードワークをしてお金を稼いで豊かになる、出世する、という価値観自体が揺らいでいます。
この成功するためにはハードワークも厭わないという、時代の価値観についての議論が展開されました。ハードワークをしている人は幸福なのか、それとも不幸なのか。
高田さんは言います。結局、ハードワークをしている人というのは好きで働いている。もっとも強いのは、仕事だと思って働いていない人。「好きなことを仕事にする」というのは、大富豪になった人たちの共通点でもあるそうです。
長く働くことが目的なのではなくて好きなことをする、それが仕事であっても本人は辛いと思っていない。結果的にそういう人が成功するのだと。
ここでは書けない、リアルにドロドロとした議論があった訳ですが。。。
とにかく参加者みんなで、成功するためには何が大切なのかということは共有できたのではないかと思います。
読書会には、著書の編集者である滝さんも来てくれました。この『大富豪の伝記で見つけた1億稼ぐ50の教え』という本ができるまでの裏話を聞くことができました。
編集者の仕事は「著者の思いをくみ取りつつ、より多くの人にその考え方が伝わるようにする」、つまりは「著者の想いを実現しつつ、本が売れるようにする」ことがミッションです。この著書についても、いかに多くの人に手にとってもらえるものにするかで、高田さんとの間で色々な軌道修正があったようです。
印象的だったのは、編集者の仕事は「添加物を加えること」だという言葉。著者のエッセンスが、より多くの人に伝わる可能性を高めるために、あえて曲げてみる。商業的に受け入れられるように、不純物を添加する。そのことでより多くの人に手にとってもらえることによるメリットを優先させる。編集者という仕事の流儀を教えてもらいました。
読書会の後は、サイン会となりました。
高田さんは本当に面白い方で、サインではなくて、一冊一冊にお手紙のようにコメントを書いてくださいます。そういう著者の人柄と想いが感じられる読書会でした。