一瞬でYESを引き出す 心理戦略。

発刊
2013年8月2日
ページ数
254ページ
読了目安
260分
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人の心を読み、人を誘導する技術
テレビに出演し、フォークを曲げる、相手の心を読むといったパフォーマンスで脚光を浴びたメンタリストDaiGo。メンタリズムという心理学などを応用したテクニックをいかにビジネスに生かすかが紹介されています。ちょっとしたコツを知っておけば、交渉事などを有利に進められそうです。


■メンタリズムとは
メンタリストとは「メンタリズムを行なう人」のこと。メンタリズムとは、行動や態度、言葉などから相手の心理を読み解き、思うままに誘導する技術である。メンタリズムとは特殊能力ではない。心理学やNLP(神経言語プログラミング)と密接な関係がある「科学」であり「技術」である。だから、簡単なコツさえ覚えれば誰にでも使えるようになる。

メンタリズムの基本は、次の4つにある。

①観察する(外見や言葉に現れたものから手掛かりを探る)
②分析する(手掛かりをもとに,心理を読み解く)
③信頼される(相手を理解し、信頼を勝ち取る)
④誘導する(暗示を入れ、人を動かす)

相手の「YES」を引き出す心理戦略

①交渉ごとは始まる前から始まっている
交渉の前にしておくべき重要な事は、交渉相手となる人物との距離をできる限り縮めておく事である。例えば、最寄りの駅から「場所がわからなくて」と迎えに来てもらう。駅から先方の会社に行くまでの間の会話を通じて、相手の個人的な情報を聞き出すのだ。ポイントは商談や交渉に関する話を一切しないこと。

②自己開示をすることで相手の本音を引き出す
特に初対面の場合には、相手の警戒心を解くためにも、自分から先に話すこと。相手に開示してもらいたい情報があるのなら、まず自己開示する事が先決だ。例えば、イベントの打合せなどで先方の予算ラインを知るために「僕も何冊か本を出してますけど、予算が厳しくてPR費が絞られてるんですよ〜」などと話題を振る。

③欠点を先に伝える事で強みに逆転する
新製品や新規企画をプレゼンする時は、製品や企画に欠点や改善すべき点、マイナス評価になりそうなデメリットがあるなら、最初に伝える。何よりも「誠実さ」の大きなアピールになる。人間の脳には、後から入った情報の方が記憶に残りやすいという特性があるため、欠点を先に言う事で後のメリットが際立つ。

④名刺交換で相手の心を探る
名刺交換をする時に試みるのが、相手に思い切り近づくという行動。名刺を渡した後、相手が近くなった距離のままその場に留まるのか、一歩下がるのかを見る。後ろに下がってある程度の距離を保とうとする人は、警戒心が強く、心に壁を作りやすいタイプ。警戒心が強いタイプには、どうやって信用してもらうか戦略を考える必要がある。

⑤1.3秒でその場の主導権を握る
挨拶は誰よりも早くする。そうする事で、その空間をあなたが支配しているという空気、優位性を演出する事ができる。「人に先んずる」と印象や記憶に残りやすいというメリットもある。

⑥相手がYESと言ってしまう時間帯を選ぶ
交渉事をするなら午後イチか、もしくはできるだけ夕方に近い時間に行なう。午後イチは、相手が昼食の直後であり、脳の働きが鈍くなっている。夕方は、一日の疲労が精神的にも肉体的にも高まっている。こうした時間帯には心のバリアが最も弱まり、周囲の情報に影響されやすく、周囲から説得されやすい。

⑦ランチとコーヒーで説得する
人間は同じ相手に対して、食事をしている時の方が圧倒的に好意的になりやすい。人は物を食べている時、心理的に無防備になり、心のバリアが弱まる。物を飲み込んでいる時、人は暗示にかかりやすいとも言われる。打合せの場なら、相手がコーヒーやお茶を飲んだ瞬間などは狙い目。

 

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