「超」整理法―情報検索と発想の新システム

発刊
1993年11月25日
ページ数
232ページ
読了目安
319分
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画期的な整理法
情報洪水のなかで書類や資料を整理・保存して必要な時に検索するには、従来の整理法では対処できなくなっている。「整理は分類」という伝統的な考えを覆し、「時間軸検索」という発想から画期的な整理法を提案する。
さらに、アイデア発想法など、知的活動の生産性を高める新しい方法論を説いている。
1993年に発刊されているため、パソコン活用法などの情報は古いが整理法の原則は今も使える。

分類はするな

従来、整理すると言えば、「情報を分類する」ことが基本である。図書館のように内容によって、分類し整然と収納する。しかし、これは個人用の整理法としては正しくない。なぜなら、分類には以下の問題が存在するからである。

①どの分類項目に入れて良いかわからないものが多い。
②分類できないものが膨れ上がる。
③誤った項目に入れる場合がある。
④分類項目名などを忘れる場合がある。
⑤時間や手間がかかる割には、保存した資料を使わない。

「超整理法」

「超整理法」は分類せずに検索できるようにする整理法である。その特徴は次の通りである。

①すべての情報を時間軸に並べ、時間軸をキーとして検索する。
②コンピュータを使って、検索する。

押出しファイリング

「超整理法」、つまり時間軸を利用した書類整理の方法。

①書類や資料は、内容で分類せず、ひらすら時間順に並べる。
 ひとまとまりになるものを封筒に入れ、到着順に左から本棚に並べる。
 使用したものは左端に戻す。

②すべての書類を一つのポケットに入れる。置き場所を区別しない。

③検索する場合は、時間軸で調べる。
 取り出すファイルは最近使ったものが多く、古いファイルを探すことは少ない。
 人は「いつ頃入れたファイルか」というのは覚えており、大体の時間軸はわかる。

④平均アクセスタイムは短くなる。
 時々、古い書類を探す際に時間はかかるが、頻度の高いものは最近のものが多い。
 分類する時間を考えれば、時間を短縮できる。

⑤捨てる判断が容易になる。
 整理の要諦は「捨てる」ことにある。使っていないファイルは確認後、捨てる。

なお、この方法が威力を発揮するのは、「非定型的な情報処理」である。病院の患者のカルテや経理用の書類など定型的な業務は、従来の分類する整理法の方が効率的である。

アイデア製造システム

①取掛かり
アイデア生産で最も重要なのは、取掛かり段階。特に「とにかく仕事を始めること」である。発想を得るには、問題を考えていることが重要である。とにかく仕事に取掛かり、それに浸っていること。
アイデアは何もないところに突然現れるのではなく、潜在意識下で着実に思考が進んでいる時に、何かのきっかけで意識に顕在化する。

②ゆさぶり
「意識的活動」によって問題を頭の中にインプットしておくと、「無意識活動」によって処理され、何かの機会に解答として外に出てくる。
そのためには、歩く、誰かに話す、読書などの方法がある。

 

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