フィーチャリング力 あなたの価値を最大化する奇跡の仕事術

発刊
2013年2月27日
ページ数
181ページ
読了目安
163分
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相手の能力を引き出し、成果を最大化するための仕事術
m‐floのラッパーVERBALが「相手の能力を引き出し、最高の成果を出すための仕事術」を紹介。音楽業界での自身の体験が豊富に語られています。


■フィーチャリングとは
「featuring(フィーチャリング)」とは一体どういうものか。例えば「A feat. B」という言葉は「Bさんをメインゲストに迎えた、Aさんの楽曲」という事を意味する。ヒップホップやR&Bの分野で生み出されたこの手法は、今では徐々に音楽シーン全体に広まった。

「loves」プロジェクトは、m-floというグループに固定的なメンバーとしてのボーカリストを置かず、毎回異なるゲストボーカルを迎えて曲を制作するという、当時としてはかなり画期的な試みとして始まった。

m-floは、2002年にボーカリストLISAが脱退。しかし、LISAの個性を超える歌い手が見つからなかった。そこで代わりに人を入れるのではなく、一曲一曲、相手の人を見つけて、その人の良いところを最大限に活かすような曲を作ろうという発想だった。

このフィーチャリングという作業の本質は、相手の特性・能力を引き出し、成果物の価値を最大化する方法と捉えている。そのために必要なのは、何よりも自分自身の力である。フィーチャリングのスキルを磨く事で、最終的には「自分自身の価値を最大化する」事も可能である。

フィーチャリング 3つの極意

どんな業界や業種であっても、素晴らしい成果を生み出すためには、そこに携わる一人一人が、それぞれの力をうまく合わせて仕事にあたる事が必要である。そのために、一緒に働く人の力を最大限に引き出して「1+1」を3にも4にもするのがフィーチャリングの極意である。フィーチャリングの考え方を仕事に活かすには、次の3つがポイントとなる。

①ラブレターを書くような気持ちで相手に仕事を依頼する
フィーチャリングは「ラブコール」から始まる。あなたの得意としている事や、持っているものが、自分はとても好きだし、必要としている。だから一緒に仕事をしたい。そういう思いを伝えるのがラブコールである。誰かに仕事をお願いする時のコツは、ラブレターを書くような気持ちになる事なのだ。

②どうすれば相手が喜ぶかを考えてプレゼンする
フィーチャリングする時に気をつけるべきポイントは、自分が提案した事に相手が価値を見出すかどうか。いかに「この人とフィーチャリングをしたい」と熱意を持ってアプローチしても「あなたと一緒に仕事をして何のメリットがあるの?」と思われてしまったら、100%成功しない。

相手がまだやった事のない事をできる機会や、まだ持っていないものが手に入るようなチャンスを用意する。そして、その事をきっちりと相手にプレゼンテーションする。

③物事を成功させるには思想と行動を兼ね備える
センスやクオリティを持っていても、自分のプライドや私利私欲にとらわれて、他人へ伝えようとする誠意ある行動がなければ、結局評価されない。一方で、何かを実現しようと行動力はあっても、肝心の何かの核がないと、残念なものしかでき上がらない。

フィーチャリングスキル

・すべては相手に合わせる事から始まる
その人の「すごい」ところを、あらかじめ調べておくこと。そうする事で、無理する事なく相手に敬意を抱いて会う事ができる。そうすれば、話も弾むし、お互いに気持ちよく仕事を進める事ができる。

・雑談から相手の様子や興味を探る
雑談は単なるムダ話ではなく、その人を知るためのコミュニケーションの入口として大事なもの。自分たちがどんな事をやりたいのかを共有している事が仕事のモチベーションにつながるため、相手がどんな事に熱意を持っているかを見極めるのは大切である。

・プライドよりも成果を優先する
成功できない人には、自分のメンツや余計なプライドにこだわるという共通点がある。プライドを曲げなければならない時には、一度ぐっと我慢して、それを乗り越えた先で成し遂げられる事をイメージする。

・誰が相手でも平等に接する
肩書きに関係なく、誰が相手であっても丁寧に接する事が「一緒にいい仕事をしたくなる人」になるための秘訣である。

 

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