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なぜ読書は必要なのか?
書評ブロガーとして著名な小飼弾氏が、本の読み方、選び方を紹介している。自分の頭で考える思考力を養うために読書は大切であると説く。「時間がない」「お金がない」「何を読んだら良いかわからない」と言い訳して、本を読まないのは損失です。
■読む本は変える
人は読書ですら保守的である。自分が読む本は、同じような系統のものが多くなる。しかし、時には読む本を変える事は重要である。例えば、同じ著者だけ読んでいると、いつの間にか、著者の主観に染まってしまう。これでは自分の頭で考える思考力を養う事ができない。
■ビジネス書ばかり読まない
「小説などのフィクションを読んでもそのまま自分の利益にならないから」という理由で、ビジネス書以外の本を一切読まない人がいる。これは貧しい。何が自分の利益になるのかという事を、自分は全部知ったつもりでいるというのが貧しい。ぜひ小説にも挑戦してみましょう。物語は好みと直感で選んでいい。
■自分の世界を構築する力をつける
よくできた物語は、世界の整合性に関して周到な配慮をしている。物語に没入していくうちに、自分で世界を構築できる事ができるようになる。この能力はどんなところに持っていっても役に立つ。
百科事典は眺めているだけで役に立つ
「どんな本を読んだらいいのかわからない」という人は、まず図書館に行って、百科事典を開いてみましょう。百科事典は自分の気になるところだけをパラパラ見るだけで十分楽しめる。百科事典は、歴史、科学、芸術、情報技術等、様々な教養がつまった「知のレトルトパック」である。
ヘタな読書術は持つな
読書は本来楽しくて、夢中になれるもの。楽しいものに術を凝らすでしょうか。「本を読み終わると、中身を忘れてしまう。読んだ事をちゃんと吸収する方法はないか」と聞かれた事がある。悪いのは、内容を覚えさせない本の方である。もう少し本に対して傲慢に振る舞ってみるべきである。読書術など不要である。
本を読めば、自分が読める
本とは他人の考えを読むものではなく、自分自身を読むもの。読書という行為は、自分が何をわかりたいと思っているかを知る過程の1つである。自分が何を知っていて、何を知らなかったのか。これから何を知りたいと思っているのか。読書という行為に照らしてみると、それが見えてくる。
脳を使え
日本人は1日平均で3〜4時間もテレビを見る。なぜそんなにテレビを見続ける事ができるかというと、頭を使わないで済むから。食べ物や飲み物にたとえると、テレビはミルクシェイク。噛まないでいい。自分がいかに自分の脳を使っていないのか、自分では使っているつもりでも、ただの反射にしか過ぎないのかという事を知るためにも、ちゃんとした本を読む事には大きな意味がある。
批判しながら読む
本を読む時に心掛けておきたいのは、内容を無条件に受け入れるのではなく、「批判しながら読む」という事。これが著者と会話しながら読むという事であり、そうでない読書はただの知識の受け売りに過ぎない。どんなに惚れ込んでいる著者の本でも、鵜呑みにしないで対話しながら読む事が重要である。心酔している一方で、きちんと批判できなければ、一人前とは言えない。
ベストセラーよりロングセラー
現代におけるベストセラーとは、本を普段買わない人がたまたま購入に至った本の事である。だから中身がいい事の証明でもなんでもない。いつもは本を読まないでも生きていける人たちにも、何かしら訴えかけるものがあったというだけの事。本としての完成度とはまだ別である。とはいえ10年に1度程度は、読むに値する優れたベストセラーが出るのは事実。ベストセラーに「読まれない」ために一番いいのは、ブームが去った頃に読む事である。
順番に読まなくていい
本は好きなところから好きなように読んでも構わない。索引まで付いている本は、頭から連続して読む必要はなく、必要なところからアプローチすればいい。こういう読み方を意識にいれておけば、1000ページ以上ある本でも怖くない。
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