まだ「会社」にいるの? ~「独立前夜」にしておきたいこと~

発刊
2013年12月22日
ページ数
181ページ
読了目安
156分
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会社を辞める前に考えておくべきこと
独立を目指す人が会社員時代に考えておくべき基本的なことをまとめた本。

起業のための方法を書いた前作の前段階について書かれています。
http://www.bookvinegar.jp/book/12235/


■昔は誰もが独立していた
総務省統計局の調査によれば、1960年、今から50年前には、約60%の人が自営業者か家族従業者、つまり独立事業者だった。今とは産業構造の違いもあるが、半数以上の人が独立して食べていたという事である。

今では独立や起業というと、選ばれた人や何か特殊なスキルがないとできないように思われているが、約50年前は、独立している事は極めて普通の事だった。つまり、独立とは「向き・不向き」の問題ではなく、誰でもできる単なるスキル・技術、そして姿勢の問題に過ぎない。

まず一旦、社会のレールを降りる

「会社にとらわれずに自分の人生を歩む」と決めた時、それを達成するためには、3つのステップを踏まなければならない。

①会社員 → ニート (自分に素直に生きていない、社会に合わせていない)
②ニート → 自由人 (自分に素直に生きている、社会に合わせていない)
③自由人 → 理想像 (自分に素直に生きている、社会に合わせている)

多くの人が「社会には適合しているが、自分の人生は犠牲にしている」状態にある。ただ、このポジションから抜け出し、一足飛びに理想のポジションに行く事は現実的にはできない。まず目指すべき方向は、「社会のレール」を一旦降りるという事である。「会社に所属するのが普通」という常識を、自分の頭から一度追い出すのである。

次に「自分とは何か?」「何が自分を活かす道なのか?」を自問自答する必要がある。到達するポジションは「好きな事はやっているが、ひとりで十分に食えてはいない状態」である。そうしたステップを経て、「好き」で「食べていく」を実現する。

生活コストを下げる

独立して、まず安心してやっていけるのは、業界や会社の中で上位5〜10%に入っている人である。上位20%の人でもなんとかなる。また、40%以内でも、所得を下げればやっていけるが、そうしたレベルの場合、スキルよりも、人間的に「いい人」である事の方が大きな要素になってくる。自分のスキルがどの程度かわからない場合は、今の周りの人に聞いてみればよい。平均以下であれば、しばらく会社で研鑽を積めばいい。

会社を辞めるにはお金の問題も無視できない。独立するつもりなら、生活固定費を1/3にする生活をシュミレーションしておく必要がある。生活費を決める根本的な要因は、場所(環境)である。住む場所の選択肢を、実家・田舎・都市郊外のレベルでごっそり変える事でコストは大きく変わる。加えて、独立する場合、一般的に18ヶ月分の生活費がある事が奨励される。この貯蓄があるかないかで、精神的余裕も大きく変わる。

ロールモデルからスキルを学ぶ

独立後に役立つスキルを身につけるには、ロールモデル(師匠)を見つけて、その側にいて盗むのが一番いい。師匠の探し方は、書籍・記事を読んで直接アポイントをとる、講演などに出席して挨拶する、SNSなどでつながる、何かのプロジェクトに参加して貢献、というアプローチがいい。「どこにいけば出会えますか?」と疑問に思う前に、自分から動いて出会ってしまえばいい。

 

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