世界のエリートがIQ・学歴よりも重視! 「レジリエンス」の鍛え方

発刊
2014年2月28日
ページ数
255ページ
読了目安
312分
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逆境を乗り越えるためのメンタルの鍛え方
精神的な打たれ強さ、感情をコントロールできる強い自己規律が、継続的に成果をあげるためには必要である。逆境を乗り越えるための、メンタルの鍛え方を紹介している本です。


■失敗から立ち直り逆境を乗り越える力が大切
ビジネスエリートには「たくましいエリート」と「脆いエリート」の2種類存在する。心理的なたくましさがあるエリートは、継続的に成果をあげ、社内や社外での競争に生き残り、長いキャリアで成功を収める事ができる。
その一方で、学歴や経歴からエリートに見えても、いざ難しい仕事を任せると精神的な脆さを見せ、重要な仕事も任される事もなく、キャリアのどこかで挫折してしまう人がいる。その違いは「レジリエンス」にある。

「レジリエンス」とは「精神的な回復力」を示す言葉として使われる。アメリカ心理学会では、レジリエンスの事を「逆境やトラブル、強いストレスに直面した時に、適応する精神力と心理的プロセス」と説明している。

■レジリエンス3つのステージ
レジリエンスには3つのステージがある。

①精神的な落ち込みから抜け出し、下降を底打ちさせる段階
②レジリエンス・マッスル(再起するための心理的筋力)を使って、再起する段階
③過去の逆境体験から一歩離れて、高い視点から俯瞰する段階

これら段階に応じて、体系的にレジリエンスを鍛えるための技術がある。

レジリエンスを養う7つの技術

①ネガティブ感情の悪循環から脱出する
失敗やミス、トラブルは不快な体験であり、その体験を再度味わいたくないと考えて、私達は行動を回避するようになる。しかし失敗を避けて働く事は無理である。すべての失敗に自責の念を感じる必要もない。
レジリエンスでは、ネガティブな感情が生まれたら、まずは感じとる事を大切に考え、その感情を反芻させないために、自分にあった「気晴らし」の方法をとる。方法は「運動系」「音楽系」「呼吸系」「筆記系」の4つがある。

②役に立たない「思い込み」をてなずける
「思い込み」とは過去に体験により刷り込まれた信念・価値観である。ストレスやトラブルなどの体験から生まれる刺激がきっかけとなり、思い込みから感情や行動につながる。思い込みには「批判犬」「正義犬」「負け犬」「あきらめ犬」「心配犬」「謝り犬」「無関心犬」の7種類がある。
自分の思い込みのタイプを自覚し、3つの選択肢(追放・受容・訓練)から対処法を選ぶ事がネガティブ感情にコントロールされないために重要である。

③「やればできる!」という自信を科学的に身につける
充分な自信を持つ事「自己能力感」は欠かせない能力である。この自己効力感を高める事こそが、困難な目標に向かって這い上がる筋力である「レジリエンス・マッスル」を鍛える方法となる。自己効力感を養うには4つの方法がある。

・実際に行い成功体験を持つこと
・うまくいっている他人の行動を観察すること
・他者からの説得的な暗示を受けること
・高揚感を体験すること

④自分の「強み」を活かす
失敗に負けて新しい挑戦を回避してチャレンジできないでいる人と、失敗にめげることなく自分が目指しているゴールに粛々と歩み続ける事ができる人との違いの1つに、本人が自分の強みを把握してそれを活かしているかが挙げられる。強みは、逆境を乗り越えるためのレジリエンス・マッスルとなる。

⑤こころの支えとなる「サポーター」をつくる
つらい時に自分を励まし、心の支えとなる人の存在であるサポーターがいるのと、いないのとでは長期にわたり大きな違いをもたらす事が研究によってわかっている。レジリエンスを養うためにも、自分にとっての「大切な人」をリストアップする事が薦められる。

⑥「感謝」のポジティブ感情を高める
人に助けてもらった時、良い状況に恵まれた時に生まれる感謝の感情は、幸福度が高まるだけでなく、ストレスを低減し抑うつや不安の徴候が下がる事から、逆境を体験したつらい時期の立ち直りの方法として有効である。

⑦痛い体験から意味を学ぶ
逆境体験には自分を成長させ、次の困難を乗り越えるための価値ある意味や知恵が隠されている。そのためには、逆境物語を俯瞰して意味を探究する事が有効である。

 

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