「このままでいいのか」と迷う君の 明日を変える働き方

発刊
2014年3月13日
ページ数
216ページ
読了目安
246分
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推薦者

仕事と自分の価値観をどのように折り合いをつければいいのか
自分のキャリアの捉え方と会社との付き合い方を考える1冊。20、30代の仕事感に関するインタビュー事例から、どのように仕事について考えるべきかをアドバイスしています。


■いったい仕事とは何なのか?
人はどんな姿勢で仕事に取り組むべきなのか? この疑問に対する有力な1つの意見が「自分にとって楽しい仕事をすべき」という考え方である。スティーブ・ジョブズのように「好きな事を仕事にせよ」と若い人にすすめる成功者は多い。しかし、これとは正反対の意見もある。「仕事とは我慢をする代わりにお金がもらえるもの」「人がやりたくない事をやるから、お金がもらえる」と主張する人も多い。仕事は必ず自分以外の「他者」がいて成り立つため、誰かの役に立つ事で、はじめて仕事が完成する。

「仕事は面白く、生きがいになり得るもの」という考え方に対して、その一方では「ノルマ」という言葉からイメージされるような「仕事はつらく、上から強制的に与えられるもの」という考え方もある。ところが、仕事で高いハードルがあっても、それを乗り越える時はまた嬉しいものである。これは仕事について考える上で、どちらも見落としてはならない2つの側面である。

自分の「軸」を持って働く

仕事とは「つらく、義務という位置付けの苦役」なのか、「面白く、自分を磨くお勤め」なのか。

「仕事に過度の期待を持たない」という働き方は、1つのライフスタイルのあり方として尊重されるべき考え方である。「やりたい仕事」が見つからないからといって、それで不幸になるわけではない。自分で選んだ仕事で「自己実現する」ところまで持って行くのは難しく、多くの人が食べるための「生業」として働いている面がある。

自分がどのような人間なのか。好きな仕事に打ち込みたいタイプか、それとも仕事に多くを望まず、好きな事は趣味で満足できるタイプか。仕事で悩んだら、まずはそこから思案してみる事で、何かが掴めるかもしれない。

大事な事は、自分の「軸」が持てるかどうかである。働き方は人それぞれだが、そこにはっきりした「軸」があって、納得できているのであれば、それはその人にとって正しい働き方だといえる。自分の働き方に「軸」を持っている人は、働き方がぶれないので、職場で信頼される。

やる気を調整できる方法を身につける

働く意欲や仕事へのやる気を失ってしまう時期は誰にでもある。やる気を取り戻す上で大切なのは、それが時間の変化でアップダウンするとして、そのサイクルを支える健康な肉体や健全な精神という「土台」自体をしっかりしておく必要がある。そして、やる気のサイクルを恒常的に高い位置に保っておくためには、常日頃からやる気がダウンした時の事を想定し、やる気を「自己調整」する方法を身につける必要がある。

そのために一番役立つのが、やる気を復活させる自分だけの「持論」を持つ事である。過去に何かしら努力した結果、大変な状況を乗り越える事ができたというような記憶。あるいは落ち込んだ気分の時には、こう考えるとまたやる気が蘇るというような考え方。そのような自分なりの方法論があると、落ち込んだ時に対処できる。

やる気を取り戻すための枠組みには次の4つがある。

①緊張系:不安や心配、未達成の状態を脱出したいという気持ち
②希望系:希望や夢、目的など、実現すると嬉しいという将来イメージ
③持論系:どうすれば自分はやる気が出るのかという自分なりの理論
④関係系:やる気を左右する周囲との関係

何度か落ち込みからの回復という経験を積めば、困難な状況が再び巡ってきた時でも「この程度だったら乗り切る事ができる」という「弾力性」や「しなやかさ」を手に入れる事ができる。これが人の成長の大きな鍵となる。自分の力で継続的な成功を収めている人にはほとんど例外なく、困難をくぐり抜けて自分の土台を強くしてきた経験がある。

 

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