シリコンバレー流 世界最先端の働き方

発刊
2013年7月26日
ページ数
255ページ
読了目安
260分
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シリコンバレーでのモノの考え方
シリコンバレーで、ベンチャーキャピタリストとして10年働き、3000人以上の起業家と出会ってきた著者が、シリコンバレーの考え方をまとめた1冊。イノベーションを生み出すために必要な心構えや行動指針がよくわかります。


■できることの積み重ねが大きな変化を生む
「シリコンバレーで成功するために、まず何をすればいいか」、最も多い質問だ。今まで日米の起業家コミュニティを見て思うのは、「今、自分ができる事を積み重ね、自分の環境を変えること」が重要だという事だ。仕事や活動の格好良さや高尚さなど、体裁にこだわらず、自分のできる事に真剣に向き合って、こなしていくこと。

シリコンバレーでは「約束は控えめに。結果は期待以上に」の精神と言われ、これを繰り返していく事で自分に「自信」が付き、気が付くと自分の属するコミュニティを変えるくらいの力や人脈を培う事ができる。

■夢を追いかけなければ、いつまでも夢は叶わない
起業家にとって「夢」は成功への生命線である。ベンチャー創業時は、社会から孤立して日夜経営チームで戦い続ける。「夢」はそういった外圧や孤独感にめげずに事業を続けるための原動力である。

夢というものは、今の自分の実力で達成可能と思える内は小さすぎる。自分が「少し怖いと思える」くらいでなければならない。「そんな事は無理だ」と思った瞬間に、自分も、世界も、変わる事はない。

好きなことをやれ、やることを好きになれ

スタンフォード大学で最も優秀な学生は起業する。次に優秀な生徒は名もないベンチャーに就職する。3番目は事業会社に勤めて起業の準備をする。その他の面白くない生徒は、コンサルティング会社や証券会社など、高給取りの大企業に就職する、と言われている。

起業家精神とは、何も高尚なイデオロギーでもなければ、ベンチャーを起業しなければならないという意味でもない。起業家精神とは、自分の心の声に従う強さと勇気である。自分の心から楽しいと思える仕事を追求する生き様である。

スティーブ・ジョブズは「心から楽しみ満足できる職業に巡り合うまでは動き続けろ」と問いかけた。スタンフォード大学の卒業生や学生、シリコンバレーの起業家の多くは、自分の好きな事を徹底的に追求している。

成功する起業家の3原則

シリコンバレーで成功している起業家には共通する特徴がある。

①メガロマニア(誇大妄想癖)
自分は他の誰よりも優れている、必ず勝つはずだという強烈な自信と成功意欲に溢れている。

②パラノイア(偏執狂)
常に自ら不安をかき立てる事で24時間365日、勝ち続けるためにまい進する。絶えず競争にさらされている世界では、多少はパラノイアでないと勝ち残れない。

③ヒューメイン(人間味あふれる性格)
創業者が単なるメガロマニアやパラノイアであれば、カリスマ性や実力があろうとも、長期的に誰もついていく事はできない。ビジネスの勝負に貪欲な一方で、無邪気であったり、情け深い側面があるからこそ人はそのような経営者に魅力を感じ、付いていきたいと思う。

誰もが明るい未来を望んでいる

シリコンバレーでの「成功」とは何なのか。それを考える上で、未来を変える起業家と呼ばれるイーロン・マスクの言葉こそ、重要である。

「世界を変えるために、よくするためにであれば、どんなことにでも首を突っ込む」

シリコンバレーの成功の定義は、金銭的な成功だけではなく、「どのように社会を便利にできたか」「社会に還元できたか」なのだ。

商品やサービスに求められるもの

多くの成功した起業家は、次の言葉を多用する。

「razor focus」「hone in」

2つの表現とも「極度に集中する、フォーカスする」という意味である。「フォーカス」しなければ、投資家の目にも留まらないし、ユーザーや消費者にも簡単に飽きられてしまう。

シリコンバレーでは最近、フォーカスだけでなく、次の言葉もよく使われるようになった。

「Simple」「Sense」

デジタル化の波のスピードが速い時代であるからこそ、アナログな感覚や経験がますます重要視されている。これは「感性」と言い換えてもよい。

 

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