ライク・ア・ヴァージン ビジネススクールでは教えてくれない成功哲学

発刊
2013年6月20日
ページ数
407ページ
読了目安
468分
推薦ポイント 10P
Amazonで購入する

Amazonで購入する

天才起業家が語る成功哲学とは
ヴァージン・グループ創業者、リチャード・ブランソンが起業家の立場から、その成功哲学を語り尽くす1冊。

16歳で高校を中退した後、雑誌、レコード通販、航空事業、そして宇宙事業へと様々な事業を立ち上げてきた天才起業家から、ビジネスのヒントが得られます。


■ピープル・パワー
優れた人材を見つけ、管理し、インスピレーションを与え、会社にとどまらせること。これは経営者にとって最も重要な課題の1つで、その成否が会社の長期的な成功と成長を大きく左右する。

航空会社間の違いを生み出すのはヒト(乗務員)であり、彼らの乗客に対する態度だ。ヴァージン航空の乗務員はニコニコして、元気が良く、お客様の役に立ちたいと思っている。だからお客様は「またヴァージンを使いたい」と思うわけだ。

ヴァージンの40年以上にわたる繁栄を支えてきたのは、家族的なスピリットだと確信している。あらゆる会社は人材を大切にして、繰り返しその活躍を称える事が必要だ。

事業を立ち上げ、運営していく上で大切なのは、自分のビジョンに忠実であるという自信、他人の話に耳を傾ける能力、そして誰かに仕事を任せる技術だ。長年の経験から学んだ大切な教訓の1つは、自分の弱みを補ってくれるような素晴らしい経営チームで周りを固め、事業を成功に導くのに必要なあらゆるスキルが揃っているようにする事だ。

起業の5つの秘訣

新しい事業を存続させ、運が良ければ成功させる確率を高める秘訣は次の5つ。

①楽しくなければやるな
ヴァージンを興した時、壮大な計画も戦略もなかった。ただ、皆が楽しんで使ってくれるものを創り、そのプロセスを楽しみ、結果として自分が食べていければいいなと思っていただけだ。事業を立ち上げる上で一番大切なのは、自分が誇れることをやり、才能ある人を集め、他の人たちの人生に大きな違いを生むような何かを創り出す事だ。

②革新的であれ
成功しようと思えば、何か他と劇的に違う事をやらなければダメだ。航空会社のヴァージン・アトランティックを立ち上げた時、一番評判になったのは乗務員が乗客に本当に親切だ、というシンプルな事実だった。

③愛社精神が奇跡を呼ぶ
ヒトこそ重要な資産だ。社員が会社の一員である事に誇りを持っていると、そこから会社を心から支持する気持ち、尽くそうとする気持ちが生まれ、凡庸さや無関心が溢れている世の中で大きな違いを生む要因になる。

④経営とは話を聞くこと
優れたリーダーになるには、優れた聞き手にならなければならない。一人の人間が優れたアイデアやアドバイスをすべて持っている事はあり得ない。

⑤身近な存在であれ
優れたリーダーはじっと机に座っていたりはしない。いつも出歩いて人と会っている。ノートを持ち歩き、質問や懸念、優れたアイデアを書き留めている。ヴァージン航空に乗る時には、できるだけ多くの乗務員やお客様と会うように努力するので、飛行機を降りる頃には、大抵1ダース以上の価値ある提案やアイデアを手に入れている。

最高の顧客サービスを生む方法

質の高い顧客サービスを実現するには、最前線に立つ社員に社内のすべてのメンバーが協力する必要がある。どんな会社も、最前線で働く社員をあらゆる状況に対応できるように訓練する事はできない。だが彼らが「自分がして欲しいと思うサービス」を心置きなく実行できる環境を整える事はできる。

リスクという名のチャンス

ヴァージン・グループは音楽、鉄道、代替燃料、それに宇宙旅行にまで手を出している。僕らが大切にしている指針は3つ。

①新しい事業がブランドにダメージを与える可能性があれば投資しない
②業界そのものを根底から揺さぶるチャンスがなければ参入しない
③いくら稼げるかだけに注目しない

進むべきか否か決断を下す時には、直感や経験に基づいて決めると、大抵一番いい答えが出る。そして、僕らの行動には常にもう1つの原則がある。失敗への備えを怠らない、というものだ。社員を守らなければならないからだ。会社が傑出した存在となるか、月並みな集団となるかは社員で決まる。

 

あわせて読みたい

参考文献・紹介書籍