エフェクト 消費者がつながり、情報共有する時代に適応せよ!

発刊
2013年5月11日
ページ数
349ページ
読了目安
486分
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従来型のビジネスはもう通用しない
情報マーケティング戦略の世界的第一人者が、ソーシャル時代のブランドのあり方を紹介した1冊。


■ミレニアム世代が消費社会を変える
アメリカの人口の1/4が、ミレニアム世代と呼ばれる若者たちである。7700万人のアメリカ人が、1970年代後半から90年代に生まれている。その世代の2/3がすでに21歳を超え、その多くがキャリアや家族を築き、多大な影響力を持っている。

世界のミレニアム世代の86%は、好みのブランドをネットで紹介し、自己表現の手段としている。彼らは関係者や専門家による情報の価値を重んじながらも、購入の決定にはさらに多くの情報を求める。情報源は、家族77%、友人64%、検索エンジン21%、専門家のWebサイト21%、同僚20%、独断8%。

彼らがつながりを持つのは、家族や友人だけでなく、ブランドとも提携関係にある。ミレニアム世代の20%近くが、過去30日間にブランドが開催するイベントに参加し、その内65%が商品を購入している。

そして、アメリカのミレニアム世代の消費者の70%が、信頼するブランドの新製品を試し、その大半が、試した体験をネットで公開するという。彼らの内70%が新しい流行を友人から学び、36%が友人に紹介された商品を1週間以内に購入している。

ブランドの構築の定義が変わった

消費者は、ネットワークやレビューサイトを通して体験を共有する。共有された情報が、消費者への新たな影響力になる。いまやブランドは、企業のみで築くものではなくなった。企業にとって重要なのは、つながる消費者に、将来にわたって絆を結びたいと思ってもらえるかどうかである。そのためには、ブランド、商品、サービスを通して、顧客1人ひとりと、感情的にも、理性的にも、絆を結ばなければならない。

パーソナライズ化と適合性が必要

ソーシャルとモバイルのネットワークが台頭する中で、ユーザーはネット上であまりに多くの友達をつくっている。そして、つながる消費者は、ソーシャルグラフの数ではなく、質を重視するようになっている。パーソナライズ化と適合性が求められるようになり、コンテンツが重視される時代は終わった。エンゲージメントの確立には、コンテクストが重要になり、コンテンツをどうやって入手するかは、消費者が決めるようになった。企業やメディアが、つながる消費者と「つながる」ためには、彼らの興味に適合し、彼らにとって価値のある情報を継続的に提供できなければならない。

ソーシャルコマース=パーソナライズ+連携+買い物体験の共有

ソーシャルの領域では、ブランドは最初に新しいWebサイトを構築する事からスタートする。最初の目標は、ブランド認知を高め、コミュニティを構築すること。そのためには、コミュニティの4C(コンテンツ、会話、コネクション、継続性)を通して、相互に利益供与できて、測定可能なアクティビティとエンゲージメントをうながす必要がある。

ブランドは、決定や意図を結果に結び付けるための新しいソーシャルな刺激を導入しなければならなくなった。それにはコマースを推進するための口コミの手法を取り入れる必要がある。

誘引力と親和力の法則

デジタル知識人は従来のWebサイトをもう訪れないので、彼らをWebサイトに誘おうとするのは無意味な試みになりつつある。顧客の関心を引きつけ、それを維持するには、誘引力と親和力の法則が重要となる。

①つながる消費者の関心を特定する
②意図と目的を定義する
③提携に値する個性と存在感を確立する
④体験の共有をデザインする
⑤ローカライズしてコミュニティの文化に適応する
⑥意味のある交流をつくるため、一貫して取り組む
⑦本来の使命と目的に忠実になる
⑧コミュニティ参加者を認知し、彼らに報いる
⑨聞き、学び、変わる

新しいビジネスの時代では、常にペイフォワードが必要である。

 

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