媚びない人生

発刊
2012年5月25日
ページ数
252ページ
読了目安
241分
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人生の価値は、自分が自分をどれほど信じたかで決まる
慶應義塾大学で教鞭をとる著者が、卒業するゼミ生に贈る言葉を書籍化したもの。幸せになるとはどういうことか、社会に出るにあたって大切なことは何かといった事をテーマに綴られた感動の言葉の数々。

■自然体で生きることが大切
人生の本質は、未熟から成熟に向かうことにこそある。人は自分らしく成長するためにこそ生きる。そのために大事なことは、自然体で生きていくこと。自分らしい人生を生きていくことである。それは、自分自身が理想とする自分と、その時々の自分とのギャップを埋めることでもある。

■人生の成功は自分で決めるもの
人生の成功は他者ではなく、自分で決めるもの。自分が今、最善を尽くしているのであれば、それは何よりの成功である。成功や失敗は、結果にあるのではなく、常にこの瞬間、瞬間にある。その瞬間が連続となった状態に幸せな人生がある。

世の中や他者が作った成功の評価軸に振り回されてはいけない。それよりも向き合うべきは自分である。自分の基準軸を作ること。そうすれば、本当の成功を自分で勝ち取ることができる。

内面的な強さが必要

世界を征服するより、自分を征服する方が難しい。実は誰よりも厄介で、気まぐれな存在が自分自身である。感情の起伏にしてもコントロールするのは難しい。
しかし、内面をコントロールできなければ、他者や社会を、真っすぐに正しく見つめることはできない。内面のゆらぎは、そのまま視線のゆらぎとなる。

内面のコントロールとは、感情、思考、言葉、行動という4つのコントロールである。特に難しいのが感情のコントロール。いかに穏やかに、平常心を保ち続けられるか。

社会で生きながら自然体でいることは難しく、意識的に努力しなければならない。そのためには内面的な強さが必要であり、強さを身に付けるには忍耐が求められる。それを理解しながら、時間をかけて内面的な成熟、強さを培っていく必要がある。

自身の成長実感こそが幸福感を生む

生きていく上での最大の喜びは、自分自身の成長実感に他ならない。これは社会の中での成功とか、お金持ちとか、そういう次元を超えたものである。この事に早く気づけた人は強い。そして自分をより成熟した状態に持っていくことこそが、大きな幸福感を生む。

だからこそ、まずは自分の未熟さを理解しないといけない。必要なことは、何より自身の成長を意識すること。未熟から成熟に向かうプロセスこそ、生きる意味だと気づくことである。
薄っぺらな物欲の満足や、基準が社会にある自己顕示欲の充足、本来自分が願ってもいなかった自己実現に、幸せは潜んでいる訳ではない。

不満も成長の糧としよう

世の中で起きることを自分でコントロールすることは難しい。しかし、起きたことに対して、どう解釈するかは自分次第。その解釈を自分の内面的な成熟につなげていくことができれば、それは単なる不満ではなくなる。大切なことは、不満を言おうとするクセや習慣を、意識してなくしていくこと。

媚びないという意識を持つことが大切

社会に出れば権威というものにぶつかる。ここで重要になるのが媚びないという意識である。媚びない意識と決意を心の中に持った時には、それは自然なオーラとして醸し出され、理不尽や不条理への自己防衛策となる。

そして、媚びない人生を生きていくためには、人間としての強さを身につけなければならない。

他者の目を気にするな

自分を信じる力を最も阻害するのは、他者の目である。他人のモノサシで自分を見つめ、自分を責めていくようなことになる。まずは、他者の目を排除することが重要。そうすることで、自分を信じる力が大きくなる。その上で、自分の未熟さと向き合う。それが自分を強くしていく第一歩となる。

 

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