会社と上司のせいで燃え尽きない10の方法 「バリバリな人」ほど失いやすい生き方のバランス

発刊
2014年2月20日
ページ数
252ページ
読了目安
347分
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人生にやる気を取り戻すにはどうすればいいのか?
人生にやる気を取り戻すにはどうすればいいのか。人が燃え尽きる原因とそれを回避するための方法が解説されている1冊です。


■人生の理想が「燃え尽き」の原因となる
燃え尽き症候群とは自らを枯渇させる事、体力、精神力の源泉を消耗する事である。自分自身、または社会的な尺度から、実現不可能な期待を自分に課し、それを達成するために頑張り過ぎて疲れ果てる事である。

燃え尽き症候群にかかった人は、他人からあまり同情されない。気持ちが不安定で、人をけなし、怒りっぽく、がんこで他人の忠告に耳を傾けようとしない。だから、相手は、うんざりしてそっぽを向いてしまう。その心の奥をよく理解してやらない限り、誰でも離れていってしまう。

元々、彼らはまじめな人間で、多くは人生の目標を目指して一所懸命に頑張った、真っ当な人々なのである。過密なスケジュールをこなし、割り当て以上の仕事をする事を期待され、指導者として弱音を吐くわけにはいかない。長い間、あまりにも無理を重ねた挙句に、燃え尽きた人々なのである。

人生の理想を持たない人間は、この病気にかかる事はない。例えば、理想的な結婚、才能、社会的な地位、金、権力。燃え尽きの原因は、前途の希望に満ちた生活の中に潜んでいる。

望む結果が出ない事で燃え尽きる

ある仕事に従事していて、来る日も来る日も、あるいは何年もの間、壁に頭打ちしているような感じで悩み続けていると、やがて、この病気が忍び寄ってくる。社会奉仕的な仕事などは、良い例である。理想に燃えていても、医師と看護士は、苦しむ患者を救う事ができない。ソーシャル・ワーカーは増大する貧困と無気力に立ち向かわなければならない。援助の手をさしのべても、人々は壁の中に閉じこもってその手を拒絶する。ついには、奉仕者自らも失意がこうじて、心を閉ざす事になる。

信条、生き方、人間関係にひたすら打ち込んだ挙句に、期待した成果が得られず疲労と失意の状態にある時、人は燃え尽きてしまう。

燃え尽きやすいタイプ

誰もが燃え尽きるわけではない。IQの低い人がなる事は事実上ありえないし、能力相応の野心をもって頑張る楽天家はこの病気に無縁である。なりやすいタイプは限られている。精力的で、精神力が強く、目標に向かってまっしぐらに進む人、あるいは、一徹な理想主義者で、最高の結婚を望んだり、仕事の実績は輝かしく、我が子は成績抜群、自分は上流社会に住みたいと願う、そんなタイプの人がなりやすい。

こうした人は、それぞれの目的に傾倒するが、その姿勢が適正であれば健全な生きがいを覚える。トラブルの根は、多くの場合、お仕着せの目標をあてがわれる事にある。自ら選んだ、本物の目標でないから、目標に迫っていく満足感が得られない。そこで、やりがいを求めて空しい努力を積み重ね、燃え尽きてしまうのだ。燃え尽き症候群に特有の原因は、執着心というか、非現実的な高い理想や目標にこだわる性格である。

あなたを燃え尽きから救うもの

エネルギーを回復する秘訣は、ありのままの自分の声に耳を傾ける事である。今やろうとしている事が理にかなっているかどうかを内省してみよう。「イエス」と答えているのは「理想のあなた」なのか「ありのままのあなた」なのか。隠されていたあなたを表面に連れ出して、2人のあなたを統合する以外に燃え尽きを避ける道はない。

自分に忠実で、自分の心の声に従って生きる態度は燃え尽き症候群を遠ざける。私達は、他人を見つめる前に、まず自らをしっかり見つめる必要がある。

人々と親密になる事は燃え尽きを予防する

人との親近感を深める事は、燃え尽きの予防に計り知れない効果がある。そのためには親近感を妨げているものを排除しなければならない。最も有害な障害は、自分の思っている事を率直に言わない事である。

また親近感を妨げる障害には、人の話に耳を傾けない事がある。本当に耳を傾けるというのは、人の話を聞こうという意識を働かせて話の内容に注意を集中する事である。心で相手の共感を勝ち取ろう。

 

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