不変のマーケティング

発刊
2014年2月8日
ページ数
293ページ
読了目安
337分
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推薦者

ダイレクト・マーケティングのノウハウ集
経営コンサルタントの神田昌典氏が、ダイレクト・マーケティングのノウハウについて、10年前に書いた原稿を書籍化したもの。現在でも通じる普遍的なマーケティングの手法が紹介されています。


■デメリットを伝える
広告宣伝では「次の行動をしてもらうためのメリット」を述べる事が重要だ。「次の行動」がカタログを請求する事であれば、「カタログを請求するメリット」を述べる。「商品を買うメリット」ではない。さらに重要な事は「来店するメリット」を述べるだけでなく「来店しないデメリット」を述べる事だ。

一般的に言って、人間は「新たなメリットを得る」ために行動するよりも、「現在あるデメリットを回避する」ために行動する動機の方が強い。例えば、「この学習法を知れば、成績は倍になる」という話よりも、「もっと成績が良くて当たり前なのに、この学習法を知らないために、本来の半分の成績しか得られない」という話の方が、より感情を揺り動かす。多くの人は、本来あるべき姿を回復するために、行動を起こす。

では、どうやって説得力を出していく事ができるのか。答えは「真実味のある証拠を見せる」という事だ。例えば、「社長の◯◯が間違えて二重発注してしまった。だから、そのままの価格で取っておいても、倉庫費用がかかるだけだから、思いっきり値段を下げて売ってしまいたい」という感じで、物語で語る事だ。

感情を揺さぶる

何が何でも売上を上げるために、第一に達成しなければならない事は「どうやって、相手のバランスを崩すか」という事だ。例えば、研修教材を販売するにあたって、封筒を開いてもらった時の「ああ、売り込みか」という反応を避けたい。その代わりに「なんじゃ、この手紙は???」という反応が欲しい。お客にその「答え」を見つけずにはいられなくすればいい。このあたりはテレビがうまくやっており、CMの前に必ず「このあと、驚愕の事実が発覚!」といった事をやる。DMの場合、相手が予期しないアプローチで「感情のバランスを崩す」事が有効である。

記憶喪失になっても思い出したいマーケティング7原則

①緊急性
緊急性が一番の行動の源泉となる。緊急という言葉1つで、人を動かせる魔法の言葉でもある。定石は「緊急案内、◯◯で◯◯の方!」という表現で始める。

②限定
限定には、数量限定と期間限定がある。期間限定は、人の関心が21日周期で働く事を考えると、長くとも3週間程度になる。期間限定には「その期間を超えると、反応が減る」という危険性があり、数量限定の方が安全策となる。数量限定の場合は、それをいかに真実味を持って伝えるかがポイント。

③ファックス
ファックスでお買い得情報を流す。ファックス会員を募集しておけば、ファックスを送った瞬間から3日以内に儲かる。これは実に重要な知識でありながら、ほとんど活用されていない。

④指を動かせる
お客の手を動かせると、売上が上がる。テレビを買う場合、スイッチを何個か押してから買う確率が高い。野菜を買う時には、いくつか触ってみてから、カゴに入れる。売上というのは、お客が「静」の時には上がらない。お客の身体を動かして「動」にする事で売上が上がる。

⑤思い切った保証
保証のポイントは、思い切って保証をするという事である。中途半端な保証は全く意味がない。売上を上げるためには、いい商品といい見込み客がいなければ話にならない。それに加えて、リスクを回避させる必要がある。

⑥明確な指示
ほとんどの人間は脳を使わない。毎日決まったルーティーンを繰り返しているだけで一生が終わる。そして大抵の人間は、指示される事を待っている。例えば「電話を1本かける」という行動を取るにも「今すぐ電話を」というコピーがないと動けないのである。

⑦お客様の声
お客は商品ではなく、共感できるコミュニティへの帰属意識に対して、お金を払っていく。これをコンテンツビジネスという。コンテンツビジネスというと、「何か情報を売らなくてはならない」と思うが、そういう事ではない。味噌・醤油といった商品ですらコンテンツ化できるのである。

 

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