LINE なぜ若者たちは無料通話&メールに飛びついたのか?

発刊
2012年11月27日
ページ数
231ページ
読了目安
221分
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無料通話アプリ「LINE」の人気の秘密
若者たちを中心に人気急上昇中の無料通話・無料メールアプリ「LINE」の人気を分析した本。

なぜ、LINEが短期間で3000万人以上のユーザーを獲得できたのか?
LINEのどこが優れているのか?
他のサービスと何が違うのか?

LINEについて詳しくなります。


■LINEの概要
LINEは、最初スマートフォン・携帯電話向けの無料のテキストチャットのアプリとして、2011年6月に登場した。2012年3月末時点において、LINEのユーザー数は国内1056万人と発表され、2012年10月末時点では3200万人を超えている。(全世界で約7000万人)ユーザーは、全世界で毎月500万人のペースで増えている。

LINEを企画・開発する「NHN Japan」が公表した調査結果によると、男女比は男性51%:女性49%。職業は会社員38.5%、学生30.3%。年齢別で見ると、12〜19歳16.5%、20〜24歳22.6%、25〜29歳21.9%と、30歳未満の年代で過半数を占めている。

若者の間では抜群のアクティビティを誇り、まさにインフラのように使われている。

LINEの良さ

テキストチャット機能に加え、LINEがブレイクするきっかけの一つになった特徴的な機能が「無料通話」である。これはNTTドコモのAndroidと、ソフトバンクのiPhoneとの間でも有効で、海外にいる人とも無料通話でやり取りする事ができる。

友達リストの作成には、スマートフォン内のアドレス帳の一部が使われる。ユーザー登録すると、お互いに電話番号を登録している人が、友達リストに現れる。お互いに知り合いであれば、簡単につながってしまうのがLINEの良さである。

日本のSNSは、現在Facebookが優勢だが、必ずしもスマートフォンから使いやすい訳ではない。高機能ゆえの複雑さが気になり、登録したものの使っていないという人も少なくないのではないか。そこに、シンプルさで優位に立ったのがLINEだった。友達と会話ができれば十分という、シンプルなSNSのようなニーズを、LINEが拾い上げていった。

LINEはなぜ流行したのか

なぜLINEがそこまで使われるようになったのか?LINEが流行ったきっかけは、2011年秋の大々的なテレビCMである。タレントのベッキーがLINEを使って、テキストチャットでスタンプをしたり、無料通話をしたりした訳ですが、いわゆる業界の「アーリーアダプター」の目には、今更何をしているのかと映った。

しかし、ごくごく一般の人からすると、あのテレビCMはかなり響いたのだと思われる。分かりやすい無料通話機能も、フックの一つとしてLINEの普及に貢献した。キャリアを超えて使うことができる無料通話と無料メールは、一般の人たちにはウケたのである。無料通話と言えばSkypeがあるが、スマートフォン向けのアプリはバッテリー消費が大きい事、ファイルサイズが大きい事がネックとなった。そこで代わりになるアプリとして、無料通話のニーズに滑り込んだのがLINEという構図になった。かくして、LINEは一般の人からアーリーアダプターに向けて普及するという事になった。

さらに、積極的かつ気軽にLINEを利用するきっかけになったのが、スタンプの存在である。LINEのスタンプは、これまでの顔文字や絵文字とは大きな違いがある。それがサイズである。LINEのスタンプは、テキストに比べて非常に大きく、主張する。おおげさに言えば、スタンプだけで会話が進行できてしまう。テキストチャットが苦手な人の「どう返信して良いか困る」といった課題をスタンプが解消した。

LINEが圧倒的スピードでユーザーを増やす事ができたのは、アドレス帳を軸に友達が構築されたからに他ならない。最初から友達リストにたくさん人がいる。しかも電話番号を知っている仲の良い人たちとなれば、使用頻度の高いアプリになるのは約束されたようなものだった。

 

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