アイデアの接着剤

発刊
2010年10月7日
ページ数
176ページ
読了目安
190分
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推薦者

アイデアを生み出す発想法
数々のヒット商品・広告をプロデュースするアートディレクターが、「アイデア」の発想法を紹介している。新しいアイデアは、すでにあるモノの組み合わせで生まれる。だからこそ、新しいものを生み出すには、インプットこそ大事であるとする。

アイデアが浮かばない、自分はセンスがないと悩んでいる人も、これを読めば、アイデアを生む方法がわかります。


■アイデアの接着剤
ぴったり合うにしろ、違和感があるものにしろ、アイデアのかけらとかけらをくっつけた時初めて、新しいアイデアが生まれる。アイデアのかけらは、ありふれた情報だったり、ガラクタのごとき雑多な知識だったりする。だから、「役に立つ訳がない」と決めつけ、拾おうとしなかったり、目をとめることすらなく通り過ぎる人が多い。

多くの人は、無から有を生み出す奇跡を「創造」だと決め込んでいるから、「何の材料もなしに、まっさらな自分の頭にだけ頼るのが尊い」と思い込んでいる。しかし、個人の頭の中、たった一人の思考は、決して無限の宇宙ではない。古代から今この一瞬に至までの、あらゆる人のあらゆる「アイデアのかけら」が混沌として存在するこの世界の方が、はるかに広大である。

だからこそ、アイデアを生むより、宝探しをした方が、より素晴らしいものができ上がる。そして、上質な「アイデアの接着剤」があれば、どれほど異質な素材であろうと、くっつけられる。

接着剤1:コミュニケーション

誰かがもっている「アイデアのかけら」をもらうため、アイデアをクライアントに伝えるためにコミュニケーションは、大切な接着剤となる。

・「51:49」で物事を見る
自分の判断や、自分が絶対だと思うことなんて、せいぜい51%くらいしか当たっていない。後の49%は間違っていたり、思いもしない別のことだったりする。すべての物事を絶対視せず、「51:49」という前提で考えると、柔軟に人とかかわることができ、さらに予想外の発想が出てくる。

・疑う×知る×伝える=考える
「何がいいかな?」とぼんやり思っても、考えはまとまらない。「思う」「悩む」という、自分の中に課題を内包しているやり方では、広がりは生まれない。「考える」という行為は、3つのステップで完結する。

①疑う:あらゆることに興味を持つ
②知る:疑いを抱いたら、それを検証する
③伝える:相手に仮説を伝え、合っているかを確かめる

接着剤2:客観性と主観性のザッピング

主観で何かをつくったら、必ず客観性で答え合わせをすること。感覚で生み出したものは、理論で再確認。理論で構築したものは、感覚でとらえ直してみる。

客観性と主観性。右脳と左脳。理論と感覚。両方を行き来することで、より幅広く、深みのあるものがつくれるようになる。

接着剤3:「大義」をもって仕事をする

目的を明確にし、それを達成するのは大前提。すごい人は、「この仕事を通して、世の中に対して何ができるか?」をじっくり考えてから、仕事をスタートしている。

企業の目的は「売上を伸ばして利益をあげる」「ブランドを強化する」のいずれか。目的がうまくいかず、会社が迷った時、大義があれば、進むべき道がわかってくる。

接着剤4:「知識+知識」のイノベーション

イノベーションとは、「今あるもの」と「今あるもの」を組み合わせて、「新しいもの」に変えること。「アイデアが見つからない」と困っている人は、考えるのをやめて、たくさんのアイデアのかけらを集めることから始めること。

・ビジュアルで思考し、言葉でテーマを育てる
アイデアのかけらを拾い集める際には、ビジュアルを用いず、言葉を手掛かりにする。一度ビジュアル化してしまうと、イメージは固定してしまう。一方、言葉は「余白があって、ゆるい」ため、思いがけないかけらが集まり、くっつけ合わせることができる。

・100より1000案を目指す
数が多ければ、新しい発見がある。また、背後で消えていった数多くの案があるからこそ、絞り込んだ一案のクオリティが上がる。

接着剤5:「洞察力」を研けば「切り口」が変わる

観察力を極めると、洞察力になる。洞察力を研ぎすませば、新しい切り口が見つかる。

 

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