入社10年目の羅針盤

発刊
2012年6月21日
ページ数
219ページ
読了目安
223分
推薦ポイント 6P
Amazonで購入する

Amazonで購入する

仕事がつまらないと思ったら読む本
東京大学在学中に司法試験に受かりながら、ボストン・コンサルティング・グループに入社。その後、インターネット・キャピタル・グループ、リップルウッドを経て、ハーバード経営大学院に留学。帰国後、ネット生命保険のライフネット生命保険を起業して上場させた著者。

一見、華やかなキャリアだが、ハーバードの入試は3回目の挑戦で受かった。一時期は、ハローワークに通い転職活動を行った。ライフネット生命では、思い通りにいかず、運を天に任せるという日々もあったなど、苦労話も語られている。

本書では、仕事がつまらないと感じている人へ向けて、仕事を面白くするための心構え、仕事術が紹介されている。

楽しく働くための3つの仕事観

何をもって満足すべきかを知らない人は、属している会社の環境が悪いのではと考え、転職を経験する。そういう人は結局、転職先でも自分の仕事に満足できず、つまらないと感じるはずである。何度転職しても同じことの繰り返し。

仕事なんてそもそも、楽しくないのが当たり前。それでも実際には、仕事を楽しんでいる人がいる。つまり、この世に楽しい仕事とつまらない仕事がある訳ではない。すべての仕事は気の持ちようによって楽しくもなるし、つまらなくもなる。

仕事がつまらないという人は、そもそも「働く」ということに対する考え方・姿勢が間違っているかもしれない。一度、自分が何を大事にして働いているのか、整理してみると良い。

楽しく働くためには次の仕事観を大事にすること。

①何をやるかよりも「誰とやるか」
②自分にしかできない「何か」はあるか
③社会に「足跡」を残したい

仕事を円滑に進めるコミュニケーション術

・できない仕事は「借りる力」で解決する
上司とのソリが合わないのは、相手が悪いのではなく、自分が上司をマネージできていないということ。上司をマネージするには、「借りる力」を持つ。仕事はいかに他人の力を借りて進められるかが重要。上司は部下に頼られることに悪い気がしない。

・人脈は好きな人を大切にすることで広がる
自分の仕事に役立つ人だろうと、そうでない人だろうと、好きな人と徹底的に付き合うようにすること。結果としてその方が、仲のいい友人は確実に増える。そういう人たちは損得勘定抜きで自分を助けてくれる。
好きな人を見つけるには、外に出て多くの人に会うこと以外にない。知人に面白そうな人を紹介してもらったり、新しい出会いの場を自分でつくる。

・相手を好きになれば、相手も自分を好きになる
人間は、自分を認めてくれる人のことを絶対に嫌いにならない。相手の話を真剣に聞いていれば、その人のいいところの1つや2つ簡単に見つかる。

・初対面の人とも会話を続ける方法
①相手との共通の話題を見つけること:簡単なのは出身地などの地域の話
②質問をしながら相手の思っていることを聞き出す:名刺は質問のネタの宝庫
③自分自身について話すこと:話す内容は何でも良い

仕事を楽しくするための方法

・目標とすべきロールモデルを見つける
ロールモデルは必ずしも自分と同じ会社の中で探す必要はない。100%当てはまらなくても、突出した部分を見て「この部分は見習いたい」と思う事ができれば、立派なロールモデルとなりうる。

・どうにもならない時でも仕事を投げ出さずに楽しむ
うまくいっていない時は、あれこれ考えても仕方がない。うまくいっていない時こそ、どっしりと大きく構える。うまくいっている時こそ、謙虚になること。

 

あわせて読みたい

この本の著者・岩瀬 大輔さんはBCG出身です。BCG出身者の本 81冊 →