予測力 「最初の2秒」で優位に立つ!

発刊
2012年3月7日
ページ数
268ページ
読了目安
400分
推薦ポイント 4P
Amazonで購入する

Amazonで購入する

予測力を磨いて、優位に立とう
他者に先駆けて、2秒先を正確に予測すること。そのひらめきで優位に立てる。
膨大なデータを分析しても答えは出ないと説く。

どのようにして、2秒先を予測する力を手に入れるか。予測脳を持つ様々な人を紹介しながら、予測力とは何か、予測力を磨く方法について説明している。

マルコム・グラッドウェルの著書『天才!』と『第1感「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい』の内容がベースになっている。

現実をほんの少し先回りし、次の一手を瞬時に決める

ウェイン・グレツキーは、アイスホッケー史上最高のプレーヤーである。グレツキーは、NHL選手の平均と比べるとかなり小柄である。そのため、身体能力ではなく、頭脳を武器として磨いていった。
グレツキーは父親から先回りの方法を教わって何百という技や近道を頭に叩き込み、それをプレーで完璧に再現できるようになった。過去の試合や戦術の記憶、目の前の状況を読む力を活かし、試合展開に合わせて次に何が起こるかを見通せるようになった。

グレツキーは他の選手の2秒先を行っていると評される。どの分野でも成功者は大抵、グレツキーと同じように、他の人々よりもわずかに早く、わずかに正確に、精緻な予測を休みなく行っている。才能ある人々は10年後など見通せなくてもかまわない。10日後の予想さえできなくて良い。隙間や機会を見つけるのに十分なだけの「ちょっと先」を競争相手よりも一瞬だけ早く、高い確度で予測できれば良い。

「予測脳」は、遺伝または鍛えることで手に入る。訓練、猛烈な努力、実地テストなどを何千時間も重ねれば、その分野については効率の良い優れた予測脳を築くことができる。

偉大なるCEOは予測脳を持っている

超優良企業の上層部には2つのタイプの人材がいる。
①優れた予測脳を持つ
②膨大なデータに頼らないと判断を下せない

企業にとっては、細かい点に注意を払って実行役を果たす②も貴重な存在である。しかし、②は自分の直観に自信がなく、予測脳を持たないから、山のようなデータに頼ろうとする。データを取り寄せて調べるには時間がかかる上、よりよい判断につながる例も多いとは言えない。

テクノロジー業界で偉大なCEOになる秘訣は、俊敏で優れた予測脳を持ち、高い精度ですみやかに状況を先読みすることである。

予測脳を磨く方法

神経学者は、予測力を磨くカギは訓練にあると考えている。「入念な練習」か「入念な実地訓練」を通して、専門分野の予測モデルを計画的に強化しながら、新しい情報と経験を着々と積み上げなくてはならない。
特定の分野で「専門家」になるには、一般に数年を費やしておよそ1万時間の練習を積む必要があるとされる。

子供を一芸に秀でさせる方法

・子供に様々な体験をさせる。好きなことを好きなだけやらせる。
 特定分野の体験を積み重ねてこそ予測力が培われる。
・楽しい事、前向きな事をたくさん話しかける。
・子供が特定の事に強い関心を持てば、それを繰り返し行い、練習の機会を与える。

 

あわせて読みたい