一生の仕事が見つかるディズニーの教え

発刊
2012年12月13日
ページ数
213ページ
読了目安
218分
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やりたい事が見つからない人へ
「自分が一生をかけて取り組む仕事を見つけたい」と自分探しを続けた著者は、20年勤めたディズニーランドを辞め、難病を患う子供とその家族を招待し、ディズニーランドなどを案内する活動を始める。

やりたい事が見つからない人へのアドバイスが書かれた1冊。


■あなたの役割は何ですか?
ディズニーランドでは、「あなたの役割は何ですか?」という問いかけを念頭において行動するように教え込まれる。ウォルト・ディズニーは、いわゆる仕事というものを、2種類に分けて考えた。「Duty(作業)」と「Mission(仕事)」である。そして、「あなたの役割は何ですか?」という問いかけは、後者についてなされる。

ディズニーランドにおいて「作業」とは、マニュアルで細かく決められていて、誰がいつやっても同じ結果が得られるもの、と定義されている。作業というのは、やって当たり前で、それだけで「自分は仕事をした」と思ってはいけない。必ずそれ以上のものが問われる。それが「仕事」である。

自分だけの役割を探せ

「仕事」については、マニュアルで内容が決められていない。目の前にいるゲストのために、常に自分の頭で考え、行動しなければ、仕事というものは果たせないのである。「作業」と「仕事」がきちんと区別できていれば、作業がつまらないからといって「これは自分のやりたかった仕事ではない」と落胆することはない。大切なのは、自分がどのような役割を果たすか、だからだ。

しかし、そもそも自分だけの役割を見つけるというのは、簡単な事ではない。それは、人生において必死になって取り組まなければならないテーマである。

ギブ・アンド・ギブ

難病を患う子供とその家族を招待し、ディズニーランドなどを案内する活動をアメリカで行っているギブ・キッズ・ザ・ワールドが日本で紹介されたのは、2002年に放送された『NHKスペシャル』だった。フロリダ出張の折、この活動に私財を投げうって始めたヘンリ・ランドワース氏に直接会いに行った。

ヘンリ氏は「生きるとは、人に渡すことだ」と言った。自分の持っているものを相手に渡し、その見返りを得ようとするのではなく、さらに渡す。そうすれば、自分自身が本当の幸せを感じることができる。ギブ・キッズ・ザ・ワールドで働くボランティアは、施設を掃除したり、案内する事で子供たちに「ギブ」しているが、それはただ当たり前にできる事をしているだけなのだ。

「思い込み」こそ力になる

日本で難病と闘う子供とその家族をディズニーランドに招待するための団体を立ち上げるために、実現の見込みもなく、確信もなく、計画も立てていないのにオリエンタルランドを退職した。

難病と闘っている子供は、本当は、もっとやりたい事があるんじゃないだろうか。ディズニーランドでミッキーに会うというのは、その一つに過ぎない。しかし、そのきっかけを与えられるなら、自分の人生の役割としてこれほど意義深いものはない。

まずは第一歩踏み出すべきだ。その一歩は、思い込みだっていい。その「役割」が自分の思い込みかどうかなんて、どうでもいいことだ。何でも、最初はそんな一歩から始まる。

足りないものを知る

大切なものほど目の前にある。でも、それに気が付かない人が多い。大切なものに気付くためには、自分に「足りないもの」を知る必要がある。「自分に何ができないか」を考えることにも、大きな意味があるからだ。

自分に足りないところが何なのかを知れば、それを補うためにどんな努力をすればいいのか、どのように人に助けてもらえばいいのか、自分が何をすべきなのかが見えてくる。

 

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