ソーシャルもうええねん

発刊
2012年10月26日
ページ数
189ページ
読了目安
177分
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作られた情報に踊らされるな!
総アクセス2200万PVのアルファブロガーが、ネットのやらせ問題やおかしなな点をズバズバと指摘。つくられた情報に踊らされずに、大切なことは何かを問う。

前半はソーシャルの話、後半は自身の起業経験を通した、仕事のやり方や働き方など自己啓発的な内容になっている。


■フォロワーも、「いいね!」もカネで買える
Twitterのフォロワー:5000人分=3800円
Facebookのいいね!:5000人分=16000円
YouTubeの再生数:5000回=2300円

Facebookコンサルタントにお金を払うと、何万人もの「いいね!」がたたき出され、「ネットで話題の商品です!」という虚構が作られる。現実には誰も見ていないにもかかわらず「YouTubeで一晩で50万回再生された大人気アーティストの映像です!」とテレビで紹介することも可能である。50万回は約23万円分である。

Facebookの実名主義はどこまで本当か?

この世には、誰もがウソとわかっていても誰もつっこまない数字が3つある。一つは、中国のGDP、もう一つはデーモン閣下の年齢、最後の一つがFacebookのユーザー数である。

とりあえず、「綾波レイ」で検索してみると、1万人以上出てくる。また、アルゼンチンでは、人口の半数がFacebookをやっていることになっている。Facebookがユーザーを増やす理由は次の3つ。

①広告収益を上げるため
②投資家からお金を投資してもらうため
③マーケティング会社が、頑張って増やすため

ソーシャルネットワークの正確なユーザー数は誰もわからない。大事なことは、それをあなたの周りの人が使っているかどうかである。

1万人フォローしている人はカッコ悪い

フォロワーが何万人いても、1万人以上フォローしている人はカッコ悪い。影響力がある人は、だいたいフォロワーが1万人以上いるが、フォローしている人は1000人もいないケースがほとんど。

反対に「これからはソーシャルだ!」などと言っている人たちに、フォローもフォロワーも1万人を超えているパターンが多い。こういうパターンは、自動フォロープログラムを使ったか、人力で頑張って無差別フォローしたか、あるいは偽アカウントで増やしたかである。

フォロワーを見ると、卵アイコンばかりで、誰も1ツイートもしていない。こうした偽アカウントを使った手口には、Lady Gagaさんやオバマ大統領が有名である。

また、全く有名ではないのに、フォロワーが多くいる人は、フォロワーを買っている可能性が大である。

量産されるトップランナー

ネットの世界では、意外と多くの「1位」が存在する。楽天の「中カテゴリー」は300種類以上あり、デイリーランキングは毎日変わる。つまり、「楽天で1位」は300種類×365日で、約11万個ある。

「Amazonで1位」の本も多い。Amazonのランキングは1時間に一度の更新。つまり「10月21日の午前3時から午前4時まで1位でした!」という本もある理屈になる。今回のこの本のAmazon予約をブログでお願いしたところ、1日で数百冊程度の予約を受け、Amazonでビジネス書4位を取った。「Amazonビジネス書4位!」と聞くと何万部も売れたイメージがあるが、実際はたったの数百冊。4位を取った次の日のランキングは奈落の底に落ちた。

iPhoneアプリのランキングは1日に8回くらい変わる。カテゴリーは23個ある。つまり、1年間で67160個の「1位」が量産される。

ネットの世界の1位は量産される。大事なことは、量産される情報に踊らされないことである。

 

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