共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る

発刊
2019年5月31日
ページ数
221ページ
読了目安
238分
推薦ポイント 8P
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SNSを効果的につかうための教科書
SNSのフォロワー150万人以上を抱える著者が、SNSをつかう上で大切なことを紹介している一冊。フォロワーを増やすテクニックだけではなく、フォロワーをファンに変えるために大切なことが書かれています。

フォロワー数ではなく、どれだけ熱量を持って入れるか

SNSではフォロワーの数を増やすだけでは意味がない。フォロワーを増やすための投稿テクニックはあるが、ノウハウだけを真似ても熱量のあるアカウントをつくることはできない。

自分のやりたいことや方向性を語り、思い入れを持ってもらうことがどんなテクニックよりも、一番大事である。どれだけ自分や自分が発信する内容に共感してくれていて、どれだけ熱量を持ってくれているのかを一番意識すべきである。SNSは、発信する人の熱量がそのままフォロワーに伝わってしまう。中途半端なモチベーションで発信していては、発信力も影響力もつけることはできない。

発信したい自分をつくる

自分のことは、自分が想像している100倍くらい、相手には伝わっていない。このことを理解しておかないと、SNSの世界では戦っていけない。相手は自分の投稿を全て追っている訳ではないので、自分が思っている以上にしっかりと自分のことを伝える必要がある。SNSの自分をブランディングする際、3つの設定を考える。

①どんな主人公か
共感を生むには、理由や想いを発信すること。そして、より簡潔でキャッチーな言葉で引き止める。そのためには、自分に「何で?」を問いかけ、理由と想いを深掘りする必要がある。アカウントを作ったばかりの時は、新規ユーザー獲得を意識するより先に、コアなファンを数人でもいいので集め、コアなファンと一緒に自分を広めていくこと。

②どんなストーリーなのか
どんなに魅力的な主人公でも、同じような話が続いたり、全て展開が無かったりすると、読み手も飽きる。見てくれている人をワクワクさせる意味でもストーリー設定は重要。あらかじめ計画性を持って発信することが大切である。

③どんな人に見て欲しいのか
どんな人に自分のSNSを見て欲しいのか、より具体的に限定して考えることが大事である。決めておけば、その人たちの「フォローしてもいいのかん?」という不安を取り除けるかもしれない。届けたい層が何を考えているのかは、とにかく、色んなアカウントを見まくること。

知名度0からフォロワーを増やす

知名度0から実際にフォローしてもらうために必要なことは2つ。

①共感を生む情報を発信する
②相手が自分をフォローするメリットを提供する

フォロワーが共感できる雰囲気や、フォローするメリットをつくるためには、フォロワーの目線に立って考えることが何より大事である。アイコンやプロフィール欄を見て、一目でフォローしたいと思ってもらえるようなアカウントになっているか。どんなに完璧な発信をしてもプロフィールが曖昧だと信用できない。発信テーマと見るメリットが端的に、印象的な言葉で書いてあるアカウントはフォローされやすい。

●Twitter
・自分の気持ちを代弁してくれていると思わせる投稿でリツイートに繋げる
・有益な情報を1ツイートに集約し、情報拡散の負担を減らす配慮をする

●Instagram
・情報を探している人たちが発見しやすいタグをつける
・タグから考え、タグに合う写真を撮る
・背景選びやアングル等を工夫して、同じタグが付いた投稿と差別化する
・無駄なタグをつけないことで検索上位を狙う

●YouTube
・思わず見たくなるサムネイルをつくる
・他のYouTuberのタグ付けを参考にする

一度自分の発信者としての方向性を決めたら、少なくとも半年くらいはブレずに努力を続けることが大事である。