読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

発刊
2012年7月27日
ページ数
279ページ
読了目安
295分
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読書で知識を身につけるための技法
正しい読書法を身につければ、人生を2倍、3倍豊かにすることができる。
月平均300冊。多い月は500冊以上の本を読むという佐藤優氏による読書術。

世の中には、様々な速読術が紹介されていますが、そうしたテクニックに頼らないロジカルな読書の方法が紹介されています。


■多読の技法
人間の能力には限界があり、熟読できる本の数は限られている。読書に慣れている人でも、専門書ならば300ページ程度の本を1ヶ月に3〜4冊しか熟読できない。重要なことは、どうしても読まなくてはならない本を絞り込み、それ以外については速読することである。

熟読する以外の本は、速読、超速読のいずれかで処理する。速読は1冊30分から2〜3時間かけて取り組む。超速読は1冊5分程度で処理する。但し、速読する場合、その本に書かれている内容についての基礎知識がなければ読書にならない。

逆に基礎知識がついていれば、既知の部分を何度読んでも時間の無駄。新たな本を読む時は、既知の内容に関する部分は読み飛ばし、未知の内容を丁寧に読む。

基礎知識は熟読によってしか身につけることができない。しかし、熟読できる本の数は限られている。そのため、熟読をする本を絞り込む速読が必要になるのである。

熟読の技法

重要なことは、知識の断片でなく自分の中にある知識を用いて、現実の出来事を説明できるようになることである。

熟読の要諦は、同じ本を3回読むこと。1回目は線を引きながらの通読、2回目はノートに重要箇所の抜き書き、最後に再度通読する。

①まず本の真ん中くらいのページを読んでみる(第一読)
真ん中くらいは、その本の一番弱い部分。あえて、弱い部分をつまみ読みすることで、その本の水準を知る。

②シャーペン、消しゴム、ノートを用意する(第一読)
重要な記述と思われる部分の欄外に線を引きながら読む。特に重要と思う部分についてはページの端を折る。またはポストイットを貼る。

③シャーペンで印をつけながら読む(第一読)
1回目の通読を漫然と行うと、その後重要事項がきちんと頭に入らなくなる。よって、シャーペンによる印づけを行いながら、緊張感を持って読み進める。

④本に囲みを作る(第二読)
1回目に線を引いた部分で特に重要と思う部分をシャーペンで線を引いて囲む。

⑤囲みの部分をノートに写す(第二読)
欄外には「わからない」「◯◯の言説と対立」といった書き込みをしておく。

⑥結論部分を3回読み、もう一度通読する(第三読)
まず目次の構成をよく頭に叩き込んだ上で、結論部を3回読む。

超速読の技法

超速読は1冊5分程度で読む技法で、試し読みと言ってよい。ここで書籍を「熟読」「普通の速読」「超速読」の対象に区分する。

①5分の制約を設け、最初と最後、目次以外はひたすらページをめくる
②文字を読まずに、とにかくページ全体を見る
③強調箇所、太文字はそこだけ読む
④気になる語句や箇所が出てきたら、線を引き、ポストイットを貼る

速読の技法

普通の速読は、新聞の読み方の応用。新聞も、端から端までじっくり読むような読み方をしていたら、それで一日が終わってしまう。ざっと見出しを見て当たりをつけ、どれを読んでどれを読まないかを判断する。その上で、既存の情報は適度に飛ばし、必要な未知の情報だけを拾い読みする。

①「完璧主義」を捨て、目的意識を明確にする
速読はあくまで熟読する本を精査するための手段に過ぎないことを忘れない。

②雑誌の場合は、筆者が誰かで判断する

③定規を当てながら1ページ15秒で読む
文字はできるだけ速く目で追う。速読において時間をロスする最大の原因は、同じ行を何回も読み直すこと。

④重要箇所はシャーペンで印をつけ、ポストイットを貼る

⑤本の重要部分を1ページ15秒、残りを超速読する
まず、目次と初版まえがきを注意深く読み、それから結びを読む。

⑥大雑把に理解・記憶し「インデックス」をつけて整理する

 

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