「ソーシャルラーニング」入門 ソーシャルメディアがもたらす人と組織の知識革命

発刊
2012年1月6日
ページ数
243ページ
読了目安
376分
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社内向けにソーシャルメディアを活用する方法
人々は、職場で実際の仕事を通じて「学び」を得る。企業にとっても従業員が学ぶ環境を整備することは経営の重要課題であると説く。
本書では、企業がソーシャルメディアを利用したソーシャルラーニングを導入する方法を説明している。ソーシャルラーニングは、eラーニングや研修といった既存の社内教育とは異なり、社内での情報共有やコンテンツのコラボレーションによって、各人が学びを得ることに主眼を置いている。

社内におけるオンラインコミュニティやツイッター利用の方法など、これからの組織内学習のあり方を提示する。

ソーシャルラーニングとは

現代は知るべきことや理解すべきことがあまりに多過ぎる。そこで「バーチャルの井戸端会議」こそが組織や会社の会議、教室といった枠を超えて人が集まり、アイデアを交換し、質問をする場所となる時代がやってきた。

職場での学びは、あらゆる企業にとって競争優位をもたらす重要な要件である。学びは教室の中だけでするものではない。実際の仕事の様々な場面で学ぶ。効果的で先進的な学びの場面を用意することは、経営の優先事項である。学びのツールの中でも、ソーシャルメディアは人々の働き方を変え、型にはまった研修を飛び越すことができるものである。

ソーシャルラーニングとは「他の数名と一緒に学ぶ」あるいは「他の数名から学ぶ」ことである。ソーシャルラーニングは、より多くの情報とより広い視野を与えてくれる。そして、他の人とのつながりを通してより良い決定を下せるようにする。

学びとは、コミュニティに参加する他の人を通して得られる。ネットワークに参加し、様々なトピックを共有することによって学びは導き出される。研修は世の中ですでに解決された問題に役に立つだけだが、コラボレーションはまだ未解決の問題に対するチャレンジと言える。

ソーシャルラーニングは、オンラインコミュニティやメディアの共有、マイクロシェアリング、コンテンツのコラボレーション、集中型の環境に活用できる。これらによって、大きな負担なしにアイデアを迅速に人に紹介する流れを作り、グループの人々が密接な相互作用を起こす。

オンラインコミュニティを取り入れる

企業がオンラインコミュニティを取り入れるにあたって、以下のアプローチが薦められる。

・まず社内向けにソーシャルメディアを取り入れ、内部でコミュニケーションの訓練をする。
・ソーシャルメディアを利用することで得られる利益を説く。
・組織のあらゆる人を歓迎する。
・従業員同士の信頼関係構築のため、業務関係だけの会話に固執しない。
・コミュニティに寄せられる批判や心配の声に耳を傾ける
・ガイドラインをつくる。
・組織内に何でも知っていて答えてくれる「チャンピョン」を生み出す。
・オープンに組織内の的確な意見や目指すものを探り、いろいろと組み合わせてみる。

その他のソーシャルラーニング

・メディア共有
社内の様子、会議、従業員等が作った音声や動画等を社内のサイトに投稿する。

・マイクロシェアリング
企業向けのツイッターサービスなどを利用する。

・コンテンツのコラボレーション
ウィキなどのツールを利用して、共同作業でコンテンツを作る。

 

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