才能を伸ばすシンプルな本

発刊
2013年6月4日
ページ数
173ページ
読了目安
110分
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子供を持つ親は必見! 才能を伸ばすために必要なポイント
超一流の人材を輩出する世界中の「才能開発」機関を研究してきた著者が、才能を磨くための52の秘訣を紹介した本。才能は生まれつきのものではなく、練習の繰り返しによって、得られるものだという最近の科学の知見に基づき、書かれている。

子供の教育のために、一読しておきたい1冊。


■才能は遺伝ではない
何世紀にもわたって、人々は才能が生まれつきのものだと直感的に思い込んできた。しかし最近の研究で、才能は「遺伝」よりむしろ「行動」によって決定されるという考え方が確立されようとしている。ここでいう行動とは、特に脳の成長を促す徹底的な練習とモチベーションの組み合わせの事だ。つまり、才能を開発したいなら、深い練習を通じて脳を鍛える必要がある。

才能を開発する最高の方法は、3つのカテゴリーにまとめられる。

①はじめる:モチベーションに火をつけ、スキルの青写真を描く
②スキルを伸ばす:最小の時間で最大の上達を遂げる
③上達を維持する:停滞を克服してモチベーションの火を燃やし続け、長期的な成功を収めるための習慣を確立する

はじめる

才能の出発点は、自分のアイデンティティを一流の人や団体と結び付けてモチベーションに火をつける短くて強烈な出会いだ。

・なりたい人を見つける
モチベーションに火をつける方法の1つは、なりたい人を毎日じっと見つめて、そのイメージを鮮明に脳裏に焼き付ける事である。写真や動画など効果的。

・1日に15分を使ってスキルを脳に刻み込む
スキルを脳に刻み込むカギは、じっくり見たり聴いたりする事によって、そのスキルを実行しているような気持ちになる事だ。

・遠慮なく盗む
スキル向上は情報の吸収と応用によるもので、最高の情報源は超一流のエキスパート達だ。従って、彼らからそれを盗めばいい。盗む時は全体的な印象ではなく、具体的な要素に集中する。例えば、ゴルファーのバックスイングの頂点での左肘の角度、歌手が高音を出す時の唇の形と張りなど。

・すすんでバカになる
「背伸び」をして失敗し、再び「背伸び」をする事が、脳の中に新しい神経回路を作る唯一の方法である。

・ハードスキルかソフトスキルかを見極める
ハードスキルは、いつもできるだけ正確に行われる行為。ソフトスキルは、同じ事を完璧にするのではなく、状況に柔軟に対処するスキルを指す。長期的に見ると、才能を開発する上で、基盤となるハードスキルの方がより重要である。ハードスキルを身につけるには、注意深く、丁寧にミスを修正するのがポイントだ。1回に単純な動作を行い、繰り返しによって完璧に仕上げてから次に進む。

スキルを伸ばす

深い練習のカギは「背伸びをすること」である。現在の能力を超えて自分を伸ばすために、スイートスポットと呼ばれる困難なゾーンを体験する事だ。

・スイートスポットを見つける
現在の能力の限界を記録し、それを少し超える事を目指す。

・腕時計をはずす
練習に費やした時間を計るのではなく、「背伸び」と「繰り返し」の数を数える。例えば「ピアノを20分間練習しよう」ではなく、「新しい曲を集中的に5回繰り返して練習しよう」と言い聞かせる。

・あらゆる動きを細分化する
まず全体を見て、それを最小の要素に細分化し、そして復元する。それを繰り返す。「局所的な完璧さ」を毎日目指す事だ。

・1週間に1時間より、1日に5分を選ぶ
毎日の練習は、5分間でも脳の成長を促進する。カギは集中力と、どんなに小さなミスでも認識して修正する事だ。

上達を維持する

繰り返しはスキルを伸ばすための最も効果的な方法である。なぜなら、脳の神経回路を高速かつ正確にするからだ。

・新しい習慣を身につける
脳は、神経回路を破壊するのが不得手。悪習慣を直すには、それを打ち消す新しい習慣の確立に労力を使う。新しいスキルを身につけるためには、少なくとも8週間はかかる。

 

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