BQ〜次代を生き抜く新しい能力〜

発刊
2012年12月19日
ページ数
207ページ
読了目安
247分
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これからの時代に求められるビジネススキルとは
クレディセゾンの社長が、これからの変化の時代に必要となるビジネススキルは何かを語っている。もはや、何も考えていないホワイトカラーは絶滅すると警告している。


■BQが求められる時代へ
市場の縮小期に入った現在、評価されるのは結果を出した人だけである。アタマが良くていろいろな事を知っていたり、性格が良くて皆に好かれる人であっても、結果を出さなければアウト。もはや従来の成功法則は通用しない。

これからの時代は、「BQ=ビジネス感度」の高い人材がビジネスで活躍する。BQはビジネスの能力を示す指標であり、次の式で示す事ができる。

BQ(ビジネス感度)=IQ(知性)×EQ(理性・人間性)×SQ(感性)

これまで3つの中で重視されてきたのは、知性と理性・人間性であった。工業社会や知識・情報社会では、高品質で便利な製品やサービスが求められた。それらを生み出すには、計算機のようなアタマの良さや、チームで協力して働くための人間性が必要だったからである。

しかし今、社会が求めているのは、性能が優れたものや便利なものではなく、感性に訴えかけてくるものである。これからのビジネスで成功するのは、感性を中心とした「BQ」の高い人である。BQの高い人は、知識や経験をベースにして、鋭い感性によって、「知恵」を生み出す。その知恵を新しい「価値」「富」へと変えていく。

BQとは

BQ(ビジネス感度)=IQ(知性)×EQ(理性・人間性)×SQ(感性)

IQ=論理的思考能力・地力

EQ=自分及び他人の感情を理解・認識し、自己を動機づける、自分や周囲とのコミュニケーション・対人間関係能力

SQ=外的刺激に対する感受能力やひらめき、気づき、観察力、直観力

IQの高い人は、問題に対して必ず答えが存在する予定調和の世界で力を発揮する。その半面、環境の変化に直面すると応用がきかない面がある。そして誰が考えても答えが似たようになる。

EQは、コミュニケーション能力・対人間関係能力と考えてよい。気を利かせる能力とも言える。EQの高い人は気遣いが得意で、周囲の人から信頼され、自分やチームのパフォーマンスを高める。EQは組織で働く上で必要不可欠だが、以前と比べて価値が下がりつつある。市場が縮小する時代に突入し、利害を調整する能力だけでは、勝ち残れる可能性が小さくなった。

時代の変化をいち早く察知するために必要になるのが、SQである。SQが優れた人は、論理やデータの裏付けがなくても自分の直感を信じて行動する事ができる。その結果、IQやEQだけの人より、先行者利益を手にしやすくなる。

BQは、3つの力の掛け算になっている。中でも最も重視しているのがSQである。感性は知的感性の時代には必須な力であり、これ抜きに活躍する事は困難である。

BQのトレーニング方法

①欠点を直すのではなく、自分のいいところ(個性)を伸ばす
②経験記憶ネットワークが形成される社会人5年目くらいまでに経験を積む
③多くの失敗をすることで、創造性を伸ばす
④退屈な仕事でも、強引に実績を作り、その仕事に夢中になる
⑤幼少期の遊びでBQの基礎を磨く
⑥リスクのある環境に身を置く
⑦芸術、教養、雑学など異質な知識や経験を積み重ねる
⑧わかったふりをせず、好奇心を育て、新しい経験や知識との出会いの機会を増やす
⑨当たり前の事を積み重ね、人間性を磨く
⑩「笑わせる能力」を磨く
⑪ゆったりしたテンポで暮らし、ネガティブな感情をコントロールする

BQが生み出すイノベーションでNo1に

クレディセゾンは、従来の常識を打ち破る施策で、カード業界No1となった。

①女性をターゲットにカウンターでの即与信・即発行・即使用を開始
②日本初の「サインレス」取引を開始
③無期限ポイントプログラム「セゾン永久不滅ポイント」を開始

クレディセゾンが躍進した背景には、BQがあった。社員一人ひとりがBQを高めて知恵を生み出し、それを具体化してイノベーションを起こしたからこそ業界No1になれた。

 

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