明日のコミュニケーション 「関与する生活者」に愛される方法

発刊
2011年10月11日
ページ数
271ページ
読了目安
266分
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企業はソーシャルメディアを利用して、そのどうにコミュニケーションすれば良いか
ソーシャルメディアの登場により、多くの生活者が発信者に変わった。「RT」や「いいね!」を通じて、生活者は共感する情報を拡散する。
企業はどのように生活者の共感を得れば良いかについて、紹介されている本です。マーケティングの視点から、ソーシャルメディアの活用について概念的なことがまとめられています。企業のマーケティング担当者などが読んでおいた方が良い1冊。

ソーシャルメディアの勘所

①「共感」を纏わない情報は広まらない
特に宣伝めいた言葉や企業本位のリリースなどはまず広まらない。

②発信元への共感がとても大切
「何を発言するか」より、「誰が発言したか」が大切である。

③有益である可能性が高い情報に受動的に出会う
有益な情報は、共感力のみで広まり、情報は受動的に届けられる。

④情報に出会う順番が変わる
受動的に有益である可能性が高い情報に出会い、それを友人に聞いたり、テレビや新聞を見たり、ネットで検索したりして確認するようになる。

⑤ネットはネガな場所からポジな場所になり、企業が利用しやすくなった
⑥友人・知人からのおせっかいなオススメが簡単に得られ、大きな影響力をもつ
⑦情報は「肯定されるもの」になり、企業もどんどん発言しやすくなっていく
⑧情報や商品に「友人の共感」という重み付けがされる
⑨検索より友人・知人の言葉
⑩等身大の生活者発情報が、かつてないほど人に影響を与えるようになる
⑪企業はオープンかつ透明であることを求められるようになっていく

関与する生活者はどう動くか

・マスメディア「AIDMA」
Attention(注意)→Interest(興味)→Desire(欲求)→Memory(記憶)→Action(購入)

・ネット検索「AISIS」
Attention(注意)→Interest(興味)→Search(検索)→Action(購入)→Share(共有)

・ソーシャルメディア「SIPS」
Sympathize(共感)→Identify(確認)→Participate(参加)→Share & Spread(共有&拡散)

ソーシャルメディアでは、共感を覚えた情報や商品が本当に自分の価値観にあっているか、有益かどうかを「確認する」プロセスが入る。次に「購入」ではなく「参加」なのは、購入に至らなくともいいね!やRTによって友人や知人の購入につながる場合があるからである。最後に「共有と拡散」が起こる。

企業は広告という手法を使って、目立って注意を喚起し、生活者に大声で情報を伝え、買ってくれとアピールしてきたが、この手法はソーシャルメディアでは効かなくなってきている。

関与する生活者に愛される方法

情報に共感を纏わせるには「発信元への共感」が必須である。そのため、企業であっても、人と人のつながりに「人」として入っていく事が必要である。

・役に立つ
・地道に長く貢献する
・切っても切れない仲になる(コンテクストを創出する)
・お土産を持っていく(流行っている企画を取り入れる)
・話のネタを提供する(友人に話したくなる話題を作る)

 

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