これからの日本のために 「シェア」の話をしよう

発刊
2011年2月24日
ページ数
237ページ
読了目安
277分
推薦ポイント 10P
Amazonで購入する

Amazonで購入する

モノを所有しないシェア型消費の事例を学ぶ本
主にシェアハウスを事例として、現在の所有ではなく、シェアを利用した消費スタイルを分析している。人と人のつながりが希薄になり、無縁社会が社会問題となる中で、今後、シェアを通じて生み出されるコミュニティの重要性についてを語る。シェア型ビジネスの事例のレポートになっている。

シェア型消費とは

消費者が本当に必要なものは購入し、あまり必要でないものは共有や共同利用、あるいはレンタルや中古品で済ますという消費スタイルを「シェア型消費」と呼ぶ。
あまり必要でない代表的なものには、自動車、ドレス、ベビーカー、ミシンなどが挙げられる。

シェアした方が良い場合には、「あまり必要でないものを使う」場合に限らない。最近は「お金がないからシェアする」、「使う頻度が少ないからシェアする」という側面以外に、シェアすることによって創造されるコミュニケーションが重要になっている。

民による共同利用

シェアという概念は従来から存在する。道路、公園、市民プール、図書館。これらも共同利用という点ではシェアの一つに分類される。また、分譲マンションの玄関、廊下なども共有されているものである。
これまで、共同利用は、官(公共)や大企業によって担われてきた。しかし最近は、個人がでシェアするという事例が増えている。例えば、シェアハウス、カーシェアリング、シェアオフィスなどである。

シェアで重要なこと

単純にモノを共有したり、場所を共同利用したりしても、それによって利用者相互にコミュニケーションが発生しないと面白いものではない。面白くなければ長続きしない。私有の方が面倒でなくて良いということになる。シェアで重要なことは、共有や共同利用を一手段としたコミュニケーションである。

高齢化が進み、孤独死、無縁社会が問題となる中で、こうしたシェアによるコミュニティは、今後の新しい社会の一つの形に成り得る。

シェア型ビジネスの事例

・モノのシェア
ex.カーシェアリング、自転車シェアリング、高級ブランドレンタル

・場所のシェア
ex.シェアハウス、シェアオフィス、オープンガーデン

・人のシェア
ex.ワークシェアリング、シブヤ大学、墨東大学

 

あわせて読みたい