つらいから青春だ

発刊
2012年3月26日
ページ数
286ページ
読了目安
311分
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推薦者

ソウル白熱教室!
韓国で「最高の先生」と呼ばれるソウル大学のキム・ナンド教授が、悩める学生に向けた愛情あふれるメッセージ。

韓国で記録的なベストセラーとなっている1冊です。


■愚かであれ
多くの人が青春を持て余す。そして、この時期を少しでも早く抜け出したいと気を焦られる。何かをやり遂げなければという強迫観念に駆られて、ちょっと呼吸を整えようと立ち止まる事にすら不安を感じながらも、実際は自分の無限の可能性には気付いていない。

君たちには、どうかもっと愚かでいで欲しい。あまりに利口な、たった1%の目先の利益を追うトレーダーなんかじゃなく、自分の情熱に可能性をたずねながら、馬鹿正直にじっと待つ事のできる投資家になって欲しい。

君の人生はいま何時だろう?

多くの若者が過ぎ行く時間の早さに戸惑っている。大学2年の学生たちは、新入生の時期がどう過ぎていったのかもわからないと言い、3年生になった途端、卒業はもう目の前だなどと言う。卒業できても、就職先が決まらなければ、過ぎて行く1日1日に焦り、落ち込むばかりだ。

人が生まれて死ぬまでの一生を24時間で表したら、君はいま何時頃を生きているのだろうか?

君が24歳で大学を卒業するとして、80歳を1日とすると24歳は、朝7時12分でしかないのだ。そう、まだ時間はたっぷり残っている。「もう遅い!」と決めつけてしまうことは自己欺瞞だ。挫折や諦めの理由を自分でつくってしまってはいけない。

君の熱い思いにしたがえ

熱意の力は大きい。熱意の力があれば、世間の物差しではなく、自分の価値と情熱とやりがいを基準にして生きる事ができる。そうして狭く険しい道を「買ってまでして行く」馬鹿みたいな決断を下した人たちが、ある地点になると、誰も侮れないポストにのぼりつめている。一瞬一瞬、最も合理的に、有利に思える意思決定を重ねたからといって、最終的に最も合理的な結果がでる訳ではないのだ。

自分の情熱ではなく、人がいいという理由で選んだ職業や、安定した高収入が保証されそうだからと選んだ職業はむなしい。未来に導かれる人生、夢に導かれる人生、熱意に導かれる人生を生きよう。

君という花が咲く季節

梅、桜、ヒマワリ、菊、椿。この花の中で一番、どれが立派だと思うか?

一番立派な花などない。それぞれ理由があって、自分が咲くべき季節に満開になるのだ。人生に関して、私達はひどい近視だ。だから、晩秋に美しい輝きを見せる菊になろうとせず、早春に香る、梅にばかりなろうとする。「はやく」咲くという理由だけで、梅がこの世で一番立派な花なのか?

忘れるな。君という花が咲く季節はちゃんと別にある。まだその時が訪れていないだけだ。だから、顔をあげるんだ。君の季節を準備するんだ。

思っているほど底は深くない

人生では時々、井戸にはまったような状況に置かれる事がある。出口も非常口も見えない、不安で苦しい。

僕ならこうする。ロープを手放す。

そうすれば底に落ちるだろう。底というのは見えないから深く感じるだけで、実は思っているより深くない。私たちはわずか30cmほどのところで、もうダメだ、死にそうだと思いながらブラブラぶら下がっている。人生ではいつもそうだ。

ロープを放して足が着けば、「ああ、思ったより深くないじゃないか?」とわかるだろう。そしたら少し休めばいい。またロープをつかんで外に出るだけの気力が生じるまで。

 

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