仕事ノートの結論
仕事でノートを使う場面は大きく分けて3つあり、それぞれのポイントは以下の通り。
①頭の整理とアイデア出し
ポイントは頭の中が空っぽになるくらいに大量に書くこと。そして、アイデアを出す時にはアイデアの要素同士を組み合わせることである。最初から整理された文章を書こうとか、優れたアイデアを出そうとは考えずに、量をこなすことである。
②タスク管理
頭の中だけで管理することは論外である。スケジュールやToDoの記憶に頭を使うのはもったいない。スケジュールやタスクは紙に書いて「覚えなくても良い」という状態を作り、脳を「タスクを覚えておくというタスク」から解放すべきである。そうするだけで脳のパフォーマンスが上がる。そのための方法は次の通り。
【月に1度(週に1度だとなお良い)】
- ノートに頭の中にあるタスクを全て書き出す
- タスクごとに期限を決める
- プロジェクトをスケジュール化する
【毎日】
- その日やることを付箋に書き出す(5〜6個に絞る)
- ハイライトを決める(その日の最優先タスクを1つ決める)
基本は、ノートに頭の中にあるタスクを全て書き出すこと。これだけで、今やるべきこと、やらなくて良いことが明確になる。タスクに〆切を振っていくと優先度は自然に決まり、やる必要のないタスクは消えていく。
③コミュニケーション
上司や顧客から何か資料作成の依頼を受けたら、必ず、まずノートにざっくりとしたスケッチを書いて、このイメージで合っているかと確認をとる。イメージが一致してから、パソコンで清書する。
アイデア出しや共有化には「紙」が最強である。文章であっても、キーワードだけを書いて確認をとるというステップを入れることで、上司や顧客など依頼した側としては安心できる。
資料作成に時間がかかるのは、おそらく確認不足による手戻りが原因である。
目標達成ノートの結論
目標達成に関しては、目標を書いたノートを持ち歩き、いつも見ることに尽きる。ノートに夢や目標を書いて何度も見直すことで脳がそれを事実と誤解し、「現実」とのギャップに違和感を感じ、そのギャップを埋めるために行動していた方が楽というモードになる。このように、ノートを書いたことで行動できるから目標が達成できる。
目標の実現のためには、どれだけ行動をするかが重要だが、そこには精神論よりもまずは「ノートに書いた目標を見ること。そしてその実現には何が必要か考え続けること」である。
目標達成に関して、ノートに書いていつも見直すのは以下のようなことである。
- ミッション・ビジョン
- 大切にしている価値観
- 30年後、10年後、5年後、3年後どうなっていたいか
- 年間計画、月間スケジュール、タスクリスト
- 事業計画、KPI
- やりたいことリスト
- 理想的な時間の使い方
最初は目標を「紙」に書くべきである。何度も手書きをしていると脳内に刷り込まれ、絶対に達成できるという気持ちになってくる。
究極のノート術
究極のノート術は、シンプルに箇条書きで大量に書くこと。
但し、誰でも成功する、普遍的なノート術というのは存在しない。まずは自分に合いそうなノウハウを試して、身につけてから応用し、最終的に自分の合ったノート術を生み出すことが大切である。