逆境の教科書 ピンチをチャンスに変える思考法

発刊
2015年7月24日
ページ数
208ページ
読了目安
209分
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逆境を乗り越える方法
49歳で会社を乗っ取られ、資産230億円を失ったが、その後再び起業して成功をおさめた著者が、逆境を乗り越えるためのシンプルな方法を紹介。ピンチに陥った時に、すべき考え方、行動は共通していると説く。

逆境を乗り越える力は自分の中にある

今、体験している逆境の中に再起するきっかけが必ずある。どんなに酷い目に遭っても、人生には必ず「いいもの」が残っている。逆境の最中にある時、誰もが自信を失い、その逆境がいつまで続くと感じてしまう。しかし、人間は本来どんな逆境も必ず乗り越えられる。なぜなら、逆境の最中に「あなた自身が」あなたを救うからである。

直感、信頼関係、勇気、決断力、自尊心。逆境を乗り越えるきっかけは色々な形で現れる。でも、それらはすべて、あなたの中に備わっている力である。どんなに困難な状況であろうとも絶対絶命はない。自分を信じさえすれば必ず活路はある。ときには逃げ道が見つかる。

 

逆境を乗り越えるための必要条件

逆境中の心の状態では、具体的に行動を起こそうにも起こせないのも事実。その時は、自身に語りかけるところから始まる。逆境を乗り越える力を発揮するための1つの条件は、自分を表に連れ出す事である。傷つき打ちひしがれている自分の心を自分自身が治し、癒す必要がある。つまり、「自分」は「敵」ではなく「味方」にする必要がある。

「自分を味方にする」ための具体的な方法は「自信を持つ」に尽きる。人は、自信の有無によって、結果が全然違ってくる。逆境の時は自己否定感情が強くなっているため、自分の「長所」や「魅力」が見えなくなっている。でも、自分の「強み」に気付けば、それが自分の「自信」になる。その「強み」が逆境を乗り越える「武器」になる。

 

逆境を乗り越える5つのアクション

逆境から脱出するやり方は共通している。なぜなら、逆境に遭遇した時に人が陥る傾向は皆、同じだからである。誰もが同じように元気を失い、自信を無くし、消極的になる。このパターンから抜け出すための具体的なアクションは次の通り。

①手帳を買う
新しい手帳を買う。スケジュール機能とノートページさえ付いていれば、何でもよい。

②逆境をバラバラに分解する
手帳のノートページに、抱えているトラブルや問題をバラバラに分解して書き出す。逆境は、多くの場合、様々な事象や感情を同時に引き起こす。様々な要素が複雑に絡まり合い、何が原因でどうしたら解決するのか、見極めがつきにくい状態になっているのが逆境の特徴である。

まずは自分の中にあるトラブルや問題をバラバラに書き出し、それを箇条書きに書き換える。そうする事で、客観的な目で状況を俯瞰できるようになる。

③びっしり予定を入れる
手帳のスケジュールページにびっしり予定を入れていく。気をつける事は、できるだけたくさん、やった事のない予定を入れること。入れる予定は「自分が抱えている問題の役に立ちそうな活動」と「それ以外の活動」の2種類。ここでは「こんな事をやっても無駄じゃないだろうか」などと悩む必要はない。特に大切な事は、人と会うこと。自分の中だけで解決しようとしないで、相談できそうな知り合い、相談機関、著名人など、どんどんアプローチする。

④予定通りに淡々と行動する
手帳に入れた予定通りに行動する。気をつける事は、予定がすべて実行できなくても、うまくいかなくてもクヨクヨしないこと。そして、問題解決に繋がっているかどうかをあまり神経質に考え過ぎないこと。できるだけ淡々と、手帳の予定を実行に移す事に専念する。

⑤笑くぼができるくらい大きな笑顔をつくる
逆境の最中にある人の表情は、硬く険しくなっている。それでは日々を活動的に過ごしても、新しい風が入ってくるのを遮ってしまう。だからこそ、最初は無理をしてでも、笑顔をつくること。

これらのアクションを実践する事にとって、「新しい思考」と「行動パターン」「人脈」を手に入れる事ができ、逆境を乗り越える事ができる。

 

逆境の時の考え方

何事も「シンプルに考える」事が重要である。それは、トラブルや課題と向き合おうとした時、どうしても生まれてしまう「感情」をいったん排するという事である。考える事と思い悩む事は別物である。感情のモヤモヤを切り捨てて、まずはシンプルに考える事が大切である。

参考文献・紹介書籍