Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である

発刊
2019年6月28日
ページ数
344ページ
読了目安
442分
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礼儀正しく振る舞うことで人は得をする
「無礼さ」がもたらす悪影響と、礼節さがもたらすメリットを紹介する一冊。礼節ある人になるために大切なことが書かれています。

無知が人を無礼にする

悪い言動の大半は、自己認識の欠如から生じている。他人を傷つけたいと望む人はまずいない。私たちはつい無意識のうちに無礼な態度を取っていることがある。自分がされたらきっと嫌だろうということを他人にしてしまうのだ。

重要なのは、その言動が本当に相手に対する尊敬や配慮を欠くものだったかどうかではない。重要なのは、された方がどう感じたかである。尊敬や配慮を欠く扱いを受けたと相手が感じるかどうかだ。

現代の私たちは、自分にばかり目を向け他人にはあまり目を向けないというのは事実だ。そのせいで、他人の扱いが無礼なものになってしまい、結果として皆に害をもたらしている。

礼節ある人とみなされるために必要なこと

その人が下品であることを証明し、尊敬できないなと思わせるような言動を「無礼」と言う。無礼でさえなければ、礼儀正しい、礼節を守っているということにはならない。礼節ある人と見なされるためにはそれ以上のことが必要である。他人を尊重し、また品位を感じさせる丁寧で親切な態度で、周囲の人たちの気分を良くしなくてはいけない。

礼節ある言動には、必ず心から相手を尊重する気持ちがなければならない。目的のためではなく、ただ互いを尊重し、良識を守るようにする。それが礼節ある言動につながる。

礼節がもたらすメリット

①仕事が得やすい
礼節ある人には声がかかりやすい。何かを一緒にやろうと誘われる機会が多い。

②幅広い人脈が築ける
礼節がある人には人が集まってくるため、大きな人的ネットワークを築くことができる。

③出世の可能性が高まる
自分が礼節ある人間であるという証拠を見せると、周囲の人に有能なリーダーと思われやすくなる。

礼節ある態度とは、人に感謝する、人の話を良く聞く、わからないことは謙虚に人に尋ねる、他人の良さを認める、成果を独り占めせずに分かち合う、笑顔を絶やさないといったことを指す。こうした態度は業績の向上にも役立つ。

礼節ある人が守る3つの原則

礼儀正しい人になるための3つの基本動作を常に実践するよう心がければ、周囲の人たちと良好な関係を築くことができる。

①礼節ある人は笑顔を絶やさない
微笑むだけで自分自身も気分が良くなり、人からも感じの良い人間と思われやすくなる。何も言わなくても笑っているだけで、人を安心させるし、親近感も抱かせる。常に笑顔でいるためには、意識して明るい感情を持つようにし、それによって笑顔が生まれるよう努力する。それを続けていれば、いずれ意識しなくても自然に笑顔になる。

②礼節ある人は相手を尊重する
相手の存在を認め、尊重する。たとえ、自分より地位が下の人間であっても、やはりその存在を認め、尊重しなくてはいけない。人の存在を認めることは、まず、その人が誰かを知ることから始まる。他人について知るためには、普通の人間よりも多くの時間をかける必要がある。

③礼節ある人は人の話に耳を傾ける
話を熱心に聞けば、その人のことを気にかけ、大事にしていること、人間関係を保ちたいと思っていることが伝わる。すべての注意を相手の話に向け、すべての感覚を駆使して会話に参加する。相手のどこが自分と同じで、どこが自分と違っているかを見極められるよう、能動的に聞くことが大切である。