プレゼン思考

発刊
2021年6月23日
ページ数
384ページ
読了目安
501分
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推薦者

プレゼンの必勝方程式
「伊右衛門」「ザ・プレミアム・モルツ」「PlayStation」など数々のヒット作を手がけてきたクリエイティブディレクターが、プレゼンの本質を紹介している一冊。
簡単に相手に伝わるためには何が必要か。具体的な「型」を紹介し、誰でも最高のプレゼンができるコツが書かれています。

プレゼンの必勝方程式

プレゼンには、正しい「姿」がある。それは、「目的達成に向けて、やるべきことを考え、相手にその思いを届け、共感を生み、共に行動するきっかけとなること」。しかし、一般的なプレゼンでは、プレゼンすることに力を注ぎすぎて、その後に「行動を生み、成果を出すこと」を忘れがちである。

それをしっかり意識するためにも、プレゼンの前に「この提案はゴールではなく、スタートだ」と意識すること。プレゼンは未来をつくるためにある。その場で提案して終わりではない。

 

未来をつくるプレゼンには「必勝方程式」がある。

「課題 → 未来 → 実現案」

 

課題(タスク)の整理からスタートし、次にゴールとしての未来(ビジョン)を描き、最後にその未来を実現するための実現案(コンセプト+プラン)を提案する。この流れが必勝パターンである。

実際のプレゼンでも「あなたの会社は、今こうですが、将来はこうなりましょう。この方法なら実現できます」と伝えるだけ。プレゼンの論旨もはっきりするので、聞いている人も理解しやすくなる。

 

「いまこうですが(課題) → こうなりましょう(未来) →この方法で(実現案)」

 

プレゼンの本質

プレゼンの核にあるのが、「人の心を動かす」というシンプルな目的である。その目的を意識するだけで、相手が共感する提案ができる。そのための指針が「伝える」より「伝わる」。相手にしっかりと伝わるまで諦めずに提案すること。

 

商品や思いをより多くの人に共感してもらうためには、まず、より多くの人に伝わることが大切である。そのためには、簡単であることが必須である。だから難しい話を簡単にして、誰もが共感できることを目指す。

できるだけ簡単に、わかりやすく、興味がわくように書き換える。これが、プレゼンの本質である。プレゼンで目指すのは、提案内容が相手に深く伝わり、その人たちが「自分ごと」として考えるきっかけとなり、さらに周りの人に話したくなることである、

 

「どう話せばスムーズに理解できるか?」「何を話せば興味を持てるか:といったことを、相手側の立場に立って考え直してみるだけで、自分のプレゼンの中身を客観視でき、「これじゃわからない」「興味が湧かない」「長く話すぎ」などの気づきが生まれ、プレゼンがわかりやすくなる。

 

相手は聞いてない前提で伝わる方法を考える

相手に歩み寄るためには「相手は聞いていない」という前提から考え始めることが大切である。残念ながら「プレゼンを聞いてもらえている」と思うのは幻想である。「相手は聞いていない」というスタンスを持って、聞いてもらうにはどうするかを考えることが「伝わるプレゼン」の第一歩になる。

 

プレゼンの成功のために、最も重視するのが「シンプルさ」である。相手に無関心でいることを許さない最高のプレゼンに共通しているのが「シンプルさ」である。シンプルさとは「ロジック(論理展開)のシンプルさ」のこと。必勝方程式を骨格にすれば、論理展開がシンプルになり、納得度の高いプレゼンができる。

 

論理展開のシンプルさを検証する方法

論理展開のシンプルさを、簡単に検証できる方法が「矢印チェック」である。プレゼンの内容を「→(矢印)」でつなげて、つながるかどうかを確認する。プレゼンの流れができたら、「課題→未来→実現案」の順で、どんどん矢印でつないでいく。

すると「矢印ではつながらない箇所」が出てくる。これがロジックが破綻している箇所なので、直さなければならない。世の中のプレゼンのほとんどが論理破綻していて、理解されにくいまま提案されているので、ロジックが通っているだけでも良いプレゼンの仲間入りができる。

大切なのは、「つながっているかも」程度のつながりはすべて「破綻」だと考えること。「破綻」箇所は完全につながっていると思えるまで何度も考え直すことである。それをクリアすれば、誰が聞いてもわかりやすいプレゼンになる。

参考文献・紹介書籍