自己啓発の名著から学ぶ 世界一カンタンな人生の変え方

発刊
2015年10月13日
ページ数
600ページ
読了目安
134分
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成功の法則のまとめ
成功法則が書かれた名著のポイントをまとめて、すぐに実践しやすい形で紹介している一冊。50冊分の名著の要点をまとめて解説されています。

もっと楽しく生きられる習慣

①「ちょっとした挑戦」をしてみる
人間が最も「楽しい」と感じる瞬間とは、「自分の能力に見合った、ちょうど良い難易度の事にチャレンジしている時」である。日々の生活の中で、こうした機会を増やすには、普段行っている事よりも少しだけハードルが高い事に挑戦する事である。

②「少しだけ新しいこと」を始める
私達は、ある「嬉しい出来事」が起こると、最初にどれが起こった時が最も素晴らしいと感じ、それ以降同じ出来事が繰り返し起きるにつれて、その感動は薄れてしまうという傾向を持っている。これに対抗するには「時間的間隔を空ける」という方法と「少しずつ変化させる」という方法がある。

③「楽しくて意義があること」に取り組む
真の幸福とは、現在の利益である「喜び」と、未来の利益である「意義」の両方を満たすものであると定義される。まず自分が普段行っている行動をリストアップし、それぞれの「楽しさ」と、その活動の自分にとっての「意義」を10点満点で得点化してみると良い。その合計は最も大きい活動に費やす時間を増やす。

④「おいしいもの」は最後にとっておく
ある行動に関する、人間の印象(嬉しさ、もしくは不快さに関する記憶)は「その行動のピークにどう感じたか」「その行動のエンドにどう感じたか」という2つの要因で決まる。従って、同じ事を行う場合でも「楽しいこと」を最後に持ってきた方が印象がより良くなる。

⑤自分の「思い込み」に反論する
学校の成績、営業実績、スポーツの戦績、選挙の得票率、寿命など、これらすべての面で、悲観主義者よりも楽観主義者の方が良い結果を残す。悲観的な物の見方を変える方法として、「困った状況」を書き出し、その時の思いに対して反論していく。「確かな根拠はあるか?」「別の考え方はできないか?」「それは本当に意味があるか?」「その考え方は有効か?」などの観点から反論材料を考える。

⑥気持ちの「ゆがみ」に気付く
憂鬱な気分を改善する有効な方法として、ノートに落ち込んでいる今の気持ちを記入し、その思考の中に「認知のゆがみ」がないかを検証する。例えば「オールorナッシング思考」「過剰な一般化」「拡大解釈」「レッテル貼り」などのゆがみによって、事実をねじ曲げて勝手に悲観的になっていないかを点検する。ゆがみに気付いたら、より合理的な考え方を書き込む。

 

悩みや迷いがなくなる習慣

①「必勝パターン」を思い出す
絶望的な状況から抜け出すためには、まず「ひと呼吸おいて自分の感情を見つめてみる。次にその感情を受け止める。最後に、過去の「成功体験」を思い出し、今回も応用できないかを考える。

②あえて「最悪の事態」を想像する
まず状況を分析して、その失敗の結果、起こりうる「最悪の事態」を予測する。最悪の事態を想定したら、やむを得ない場合はその結果に従う「覚悟」をする。これを転機として、最悪の事態を少しでも好転させるように、冷静に自分の時間とエネルギーを集中させる。

③「起きたら解決している」と信じて寝る
問題が解決した時の事を想像して、その喜びを感じる。そして、その喜びに浸ったまま、眠りについてしまう。目が覚めた時に答えが思い浮かぶ。

④もう1人の自分にヒントをもらう
何かに困ったら、もう1人の自分に助けを求める。自分の内なる声、直感、深い洞察、第六感。何か悩んでいる時には、寝る前に「ワイズセルフ(賢明なる自己)」に指導を求めてから眠りにつく。すると夜中や朝にふっと浮かんだアイデアが答えになる。

⑤「頼れる老人」をイメージして、思いを打ち明ける
運のいい人は直感と本能を信じて正しい決断をする。直感や本能の「声」を聞くようにするには、身の回りにいる「頼れる人」を思い出して、その人を思い描く。