大富豪の伝記で見つけた 1億稼ぐ50の教え

発刊
2016年11月25日
ページ数
240ページ
読了目安
172分
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大富豪に共通する考え方
お金持ちは、どんな考え方をし、どんな行動をしたからお金持ちになったのか?
数々の大富豪の伝記やデータから、その要因を抽出して分析し、お金持ちに共通する考え方をまとめた一冊。

大富豪に必ず当てはまる7つの教え

①大好きなものに没頭しよう
大富豪の多くは、自分の大好きなことを仕事にしている。そして、彼らのすごいところは、ただ「大好きなことをする」というレベルではなく「他のことが目に入らないほどそれに没頭する」というレベルで取り組むところである。彼らは1つのことにのめり込むとものすごい集中力で取り組み、それ以外のこと、例えば衣食住などに向ける思考の一切を遮断してしまう。彼らは元々、非凡な才能を持っているが、それ以上に自分の好きなことに膨大な労力と時間をかけている。

②敵や抵抗者は全力で叩き潰そう
大富豪は自分の理想を実現するためにすべてをかけており、それを邪魔する者には容赦しない。「金持ち喧嘩せず」という精神とはほど遠いほど、彼らは感情をむき出しにして敵や抵抗者を叩き潰す。これは「敵や抵抗者は全力で叩き潰す」からこそお金持ちになったというよりは、因果関係が逆で、敵対する者や邪魔する者には感情をむき出しにしてしまうほどに、自分の理想を実現することに情熱を燃やしている、と考えるべきである。

③欲しいものは、あらゆる手段を使って手に入れよう
大富豪は自分の欲求に対して、非常に素直で貪欲である。欲しいものはあらゆる手段を用いて手に入れる。彼らは、自分の理想を実現することをすべてにおいて優先する。だからそれに必要なものが出てきた時、彼らは決しておとなしく待つようなことはしない。多少強引な手段を使ってでも手に入れる。

④遊ぶ時は本気で遊ぼう
大富豪の多くは意外にも「ゲーム好き」である。この場合のゲームとは、「テレビゲーム」の意味ではなく、トランプなどのカードゲーム、テニスなどのスポーツゲームなどを指す。ゲームはある一定のルールのもと、明確な勝敗が決まる。それは、ビジネスというゲームにおいても全く同じである。つまり、彼らは小さい頃から様々なゲームで遊ぶことを通じて、ビジネスにおいて不可欠な「競争心」というマインドを育んでいった。

⑤世間の常識の逆を行こう
大富豪は往々にして、王道・定石と言われていることの逆の道を行く。彼らは世間の常識やそれまでの慣習に惑わされることなく、「絶対こっちだ」という自分の直感と信念を貫く。そして、それに対して周りからどんなに反対されても怯むことなく、その道を突き進んでいく。注意したいのは、彼らは「狙って」逆に行こうとしているわけではないということ。自分の理想や実現したい夢がたまたま世間の常識とは異なる方向性にあるというだけで、どんなに周りから反対されても、その決意が揺らぐことはない。

⑥自分より他人にお金を使おう
お金持ちの中には倹約家、吝嗇家が少なくない。また多くのお金持ちに共通しているのは、ムダ遣いを嫌うこと。そして彼らはムダ金を嫌う一方で、恵まれない人への寄付や支援活動というものには積極的に投資している。他人のことにお金を使う人がお金持ちになっている理由の1つは、誰かに有形無形の財を提供することで、結果としてそれ以上のメリットが戻ってくるということがある。人は誰かに親切なことをされると、それにお返しをしないと気が済まなくなるという習性がある。

⑦本を読んで勉強しよう
大富豪の多くは、かなりの多読家だった。読書をすることがお金持ちになることとつながる理由の1つは、単純に「知識や情報量が増える」ということが考えられる。そして、もう1つの効果は「知的好奇心が養われる」ことにある。知らないことを知りたい、未知の世界を見てみたいというマインドセットは、新しいビジネスを始めたり、思い切った投資をしたりするための強力なエンジンになってくれる。