FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

発刊
2019年1月11日
ページ数
400ページ
読了目安
656分
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物事を正しく読み解くための方法
ファクトフルネスとは「データや事実にもとづき、世界を読み解く習慣」のこと。人がとらわれる10の思い込みを解説しながら、物事を正しく読み解くための方法を紹介している一冊。

分断本能

人は、実際には分断がないのに分断があると思い込んだり、違いがないのに違いがあると思い込んだり、対立がないのに対立があると思い込んでしまう。分断を誇張し、分断本能を刺激するような話を見分けるには3つのポイントに注意する。

①平均の比較
分布を調べると、2つのグループに重なりがあり、分断などないことが多い。

②極端な数字の比較
人や国のグループには必ず、最上位層と最下位層が存在する。2つの差が残酷なほど不公平な時もある。しかし多くの場合、大半の人や国はその中間の、上でも下でもないところにいる。

③上からの景色
高いところから低いところを正確に見るのは難しい。どれも同じくらい低く見えるけれど、実際は違う。

ネガティブ本能

人は、物事のポジティブな面よりもネガティブな面に気づきやすい。ネガティブ本能を抑えるには「悪いニュースの方が広まりやすい」ことに気づくこと。

・「悪い」と「良くなっている」は両立する
・良い出来事はニュースになりにくい
・ゆっくりとした進歩はニュースになりにくい
・悪いニュースが増えても、悪い出来事が増えたとは限らない
・美化された過去に気をつける

直線本能

人は、視覚を頼りに、何かの軌道を反射的に予測してしまう。直線本能を抑えるには、すべてのグラフが直線にはならないと知ること。グラフの形にはたくさんの種類があるのを心しておくこと。世界にまつわるデータには、直線のグラフが当てはまらないものが多い。

恐怖本能

人は誰しも「身体的な危害」「拘束」「毒」を恐れているが、それがリスクの過大評価につながっている。恐怖本能を抑えるには、リスクを正しく計算すること。

過大視本能

人は、物事の大きさを判断するのが下手である。数字を1つだけ見て、大きさを勘違いしてしまう。1つの実例を重要視しすぎてしまう。過大視本能を抑えるには、他の数字と比較したり、割り算をしたりすることで、同じ数字から全く違う意味を見出す。

パターン化本能

人は、何も考えずに物事をパターン化し、無意識にそれをすべてに当てはめてしまう。パターン化は間違いを生み出しやすい。パターン化本能を抑えるには、分類を疑うといい。

・同じ集団の中にある違いを探す
・違う集団の間の共通項を探す
・違う集団の間の違いも探す
・「過半数」に気をつける

宿命本能

持って生まれた宿命によって、人や国や宗教や文化の行方は決まると思い込む。宿命本能を抑えるには、ゆっくりとした変化でも、変わっているということを意識するといい。

・小さい進歩を追いかける
・知識をアップデートする

単純化本能

人は、シンプルなものの見方に惹かれる。しかし、様々な角度から問題を見た方が物事を正確に理解できるし、現実的な解を見つけることができる。

犯人捜し本能

何か悪いことが起きた時、単純明快な理由を見つけたくなる。物事がうまくいかないと、誰かがわざと悪いことを仕組んだように思いがちである。犯人捜し本能を抑えるためには、誰かに責任を求める癖を断ち切ること。

・犯人ではなく、原因を探す
・ヒーローではなく、社会を機能させている仕組みに目を向ける

焦り本能

目の前に危機が迫っていると感じると、すぐに動きたくなる。しかし、それが不必要なストレスになったり、間違った判断につながったりすることもある。焦り本能を抑えるには、小さな一歩を重ねるといい。

・深呼吸をする
・データにこだわる
・占い師に気をつける