自分の人生の見つけ方

発刊
2017年2月25日
ページ数
248ページ
読了目安
254分
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人生を変える方法
理想的な生き方をするために必要なことが紹介されている一冊。儀式を通じて、自己の内面を探り、人生の生き方を考えるための方法が書かれています。

人生の設計図

私たち1人1人が生れながらに備えている独自の仕組みを「生命図(人生の設計図)」と呼んでいる。私たちが自分の「生命図」を解明することができれば、人生の本質に気づき、自分の潜在能力を活かして充実した人生を送ることができる。その仕組みに沿った生き方をしている時には、毎日のように全てがうまくいっている状態や成功を体験し、安心感や安らぎを覚える。

「生命図」の中心には、自身の内面の最も奥深くにある「精神の中枢」があり、そこに無限の潜在能力が眠っている。その潜在能力は、5つの層を通して表に出る。生命エネルギーは形を変え、最終的には「身体面」「精神面」「知性面」「感情面」の4つの門から流れ出る。こうしたことが「内面」の円の中で起きている。

「生命図」に沿った生き方をすればうまくいく

「生命図」の中心にある内面は次の5層になっている。

①至福:楽しさや活力、生きる喜びが生まれる
②直感:物事が正しいかどうかを、考えずに感じ取ることができる
③心 :思考と感情の両方が含まれる
④エネルギー:引き寄せるエネルギーが入ることもある
⑤肉体(物質):先の4つの層の状態が身体的感覚として表れる

自分の「生命図」に沿った生き方ができている時には「外見」と「内面」の2つの円が、きれいな同心円を描くことになる。そうした生き方を「理想の人生」と呼ぶ。人生に何らかの問題を抱えているなら、生命エネルギーの流れと再びつながりを持つための儀式を行うことで、問題を解決することができる。儀式を通じて、自身の「隠れた豊かさ」に気づき、表に出すことができる。そして、問題の原因や解決法を知ることもできる。

「人生の設計図」に気づくための5つのステップ

心には人生同様、たくさんのものが積み重なっているから、奥深くまで進むには準備が必要である。

①本当に意義のあるものとのつながりを保つ
本当に意義のあるものとつながりを保つことは大事だが、ほとんどの人は、生きていくため、家族を養うためにお金を稼ぐことを優先させている。

②心身のエネルギーをチェックする
人は意義のある仕事や大好きな仕事をしている時には、エネルギーを与えられたと感じる。心身のエネルギーを最大に増やす秘訣は、何らかの選択を迫られるたびに、情熱が持てる方を選ぶことである。

③外側の世界での成功に満足しない
外側の世界で成功しただけでは、満ち足りた人生は送れない。本当の幸福感を得る秘訣は、外側の世界での成功を利用して、内面にある目標を果たすことである。

④「自分は何者?」と、謙虚に問い続ける
「人生の設計図」に気づいたら、自分のアイデンティティーは収入や業績では決まらないことがわかる。「自分は何者?」と自問し、その答えを出し続けることで、その答えが現実になる。

⑤自分の問題点や弱点と誠実に向き合う
気分良く過ごすには、不機嫌の原因と誠実に向き合い、それに対処する必要がある。

この5つに取り組む秘訣は、瞑想などを通じて「考えるのをやめること」である。それがコンスタントにできるようになったら、5つのステップが、あまり努力をしなくても自然とできるようになる。

準備が整った時、ブレークスルーが起きる

準備が全て整った時、人生を劇的に変えるブレークスルーが訪れ、私たちの直面している壁を破ることができる。ブレークスルーに至るには、次のようなことを行う必要がある。

①リラックスする
②自然と再びつながりを持つ
③頭を空っぽにする
④静けさの中に身を置く
⑤瞑想する