世界のエリートが実践している 目のつけどころ ものの考え方

発刊
2017年3月18日
ページ数
191ページ
読了目安
175分
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推薦者

世界で活躍する超エリートたちの共通点
世界で活躍する超一流たちと仕事を共にしてきた著者が、エリートに共通する考え方を紹介している一冊。何が起こっても動じずにいるには、どのような物事の考え方をすればよいのかが紹介されています。

想定外の事態に強いエリートの共通点

①常に「おかげさま」の思いで生きている
すべての方が、どんな場面においても「マイストーリー」をベースにしている。自分が今この場所でこうして生きていられるのは、これまで自分に期待してくれた人たちのおかげさまなんだという思いを持っている。自分の今は、親はもとより、他の誰かの支えで成り立っている。このような感謝の心が中心にあるからこそ、いついかなる時も、自分の軸を失うことがない。

②自分の価値はどれくらいなのかを常に意識している
他の人との比較ではない、自分の価値はどれくらいなのかという意識を常に持って行動している。自分にしかできないことは何か、自分だからこそできることは何か、それは人の役にたつことか。この問いかけを大前提として持っているからこそ、ブランドが形成されていっている。

③判断を先延ばしにしない
「こうだったらいいのに」と淡い期待を抱いてただ待っているより、実際に目の前にあるものを使って、自ら望む未来をつくり出していく。これは、新しい取り組みを提案した時に、その場で「やる・やらない」の方向性を決めるか、「検討したいので、時間を下さい」と返答するかの違いである。一流の人たちは必ず「いいですよ、やってみましょう」あるいは、「それだと難しいので、こういうのはどうですか?」と、即答で物事が進む。

④定年のない人生を生きている
一流のエリートたちは、誰も引退後の姿が想像できない。自分の情熱や好奇心が生き方の軸になっているので「定年」や「引退」という発想自体が浮かんでこない。

⑤苦手なことにも立ち向かう
エリートたちは、好きなことや、やりたいことだけをやって大成している訳でもない。もちろん、自分が心底やりたいと思うことをとことん追求しているが、一方で嫌だと思うことも素直に認めて、逃げずに正面から向き合っている。

⑥次の世代に向けたメッセージを持っている
世界で活躍するエリートたちは、今がよければそれで良いという発想はなく、同世代のことに加えて、必ず子供の世代のことを考え、さらには、孫の世代のことまで考えている。人は誰もが、過去と未来の人のつながりを持っている訳だが、そのことを意識するかしないかで、大きな違いが生まれる。

何事も楽しむ余裕のある人がやっていること

①他人の評価は気にしない
世界のエリートは、他人の目など大して気にしていない。そして、他の誰でもない「自分自身の人生」を切り拓こう、という意識が常にある。

②「鳥の目」を持っている
自分を俯瞰する「鳥の目」で見ることを意識する。視野はグンと広がり、考えにも幅が生まれる。

③「もう1人の自分」に問いかける
何かをしている時に、自分の頭の中にいる「もう1人の自分」が自分を監視し、コントロールする。

④「肌」で情報を得る
ネットをはじめ、テレビや新聞などのメディアには必ず何かしらの「フィルター」がかかっている。同じ事象を見たとしても、人の感じ方、捉え方は千差万別。自身がその出来事に触れてどう感じるかが大事である。

⑤会いたい人には会いに行く
会いたい人に会いに行くことは、大成した人の多くがやっている。会いたいと思った人には躊躇することなく、アプローチする。そこから道がひらけることも多い。

⑥感じるままに動く
何事も否定から入ったら何も生まれない。まずは自分の思いに耳を傾け、肯定し、それに従ってみることである。

⑦「起承転結」ではなく「結転承起」で考える
まず「結論」から考える。「結」から逆算し、先回して今ある自分のために準備しておく。