一流になりたければ、エリートより落ちこぼれに聞きなさい

発刊
2014年9月17日
ページ数
221ページ
読了目安
212分
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推薦者

落ちこぼれからエリートになるために必要なこと
暴走族のトップを経験した後、起業して経営者となった著者が、落ちこぼれからエリートになるために大切な心構えを説いた一冊。

落ちこぼれでも成功できる9つのルール

①人のせいにしたり言い訳したりしない
自分に正直に生きる人は強い。たとえその正直さが、ときに自分を傷つけ、人を傷つけても、あるいは人生で損をしたりうまくいかない事があったりしても、後悔しない。絶対に他人のせいにしない。
今、あなたがいる場所は、あなたがこれまで選択してきた事の積み重ねだ。誰のせいでもない。自分で選んだ結果だ。後悔のない人生を歩みたいのであれば、常に自分の心の正直に生きる事だ。そうすれば、辿り着く場所はあなたが望んだ場所になる。

 

②人がやらない事をやり続けろ
「こういう人にだけはなりたくない」と思う人が身近にいるのなら、大事にした方がいい。彼らはあなたにやるべき事を教えてくれ、ステージを変えるきっかけをくれる。多少嫌な思いをしたとしても、非常に貴重な存在だ。
言われた事しかやらない人は、それを続ける限り成長はない。言われた事すらできない人は、救いようがない。言われなくてもできる(動く)人になろう。「なりたくない」人がしている事と違う事をしよう。小さい事でも、人と違う事、人がやらないプラスアルファのいい事をやり続けていれば、必ず誰かが見ていてくれる。

 

③冠婚葬祭を大切にしろ
人とのつながり、関係の中でおろそかにしてはいけないもの、それが冠婚葬祭である。冠=成人式、婚=結婚、葬=葬儀、祭=法事やお盆、この4つをきちんと行う事ができて、初めて一人前の人間と認められるという考えがある。中でも葬と祭はとても大切だ。死とどう向き合うかに、その人の人間性が見え、葬儀はその人が生きてきた価値が現れる場だからだ。

 

④違うものは違う
人は一人一人考え方も感覚も違う。育った環境も文化も違う。理解できない事、受け入れにくい事があって当然だ。なのに、つい忘れて自分の経験、思考に沿って考えてしまうから、失敗が起きる。仕事で相手に受け入れられ、認められるには、相手を素早く理解し、違いをスピーディーに学ばなければいけない。大切なのは、他人と自分の違いをいち早く理解し、それを認めること。そして、そのスピードだ。

 

⑤相手を先回りしろ
先回りするには、相手の事を考え、尊重して動く事が絶対になる。日本ではこうだから、ウチではこうだからというのは、相手には関係のない事だ。スケジュールは相手ありきで考える。それが何より肝心だ。

 

⑥とりあえずやってみろ
人生はいつでも初体験の連続だ。知らない事、わからない事、経験のない事を怖いと感じるのは当然だ。でも、そこで躊躇して行動しないでいる事は、実はもっと怖い事かもしれない。せっかくのチャンスを指を加えて見ているだけ。みすみす逃してしまう事にもなるだろう。わからなくても、とりあえずやってみる。
たとえ失敗したとしても、行動する人、実行する人には光が指す。行動すれば、必ず何かが動き出す。そして、次の何かにつながっていく。

 

⑦認められたいなら、まず相手を認めろ
力で押さえつけようとしても人の心は動かない。認められたいなら、まず相手を認める事だ。規模や種類に関係なく、どんな組織でも人を動かすための1歩は、まず相手を認める事から始まる。相手を認めると、思ったよりも簡単に人のいいところが見えてくるし、自分も心地よくいられるようになっていく。

 

⑧最初はアタマを抑えろ
何かを成し遂げたいと本当に思うのなら、アタマを最初に抑える事だ。

 

⑨後悔した事は忘れるな
トップを張るという事は、暴走族に限らず、チーム、グループのメンバーを守る行動をとるべき立場にあるという事である。それは、ときに自分の思いや感情を押し殺さざるをえない事もあるという事だ。