成功をめざす人に知っておいてほしいこと

発刊
2023年12月22日
ページ数
192ページ
読了目安
184分
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バスケットボールの名監督が教える成功するための方法
成功する人の共通点を紹介しながら、成功するために必要な本質的なこと書いている一冊。目標を立てて、正しい努力をひたむきに積み重ねること、正しい習慣を身につけることなど、ありきたりながら、王道である成功するために必要なアドバイスが書かれています。
改めて、自分を振り返って、何が大切かを考える時に役立ちます。

成功を目指すには、成功に値する人にならなければならない

長期にわたって努力を積み重ね、血と汗と涙を流しながら代償をすすんで払う人だけが、成功を手にする価値がある。どんなことを成し遂げる上でも、努力は不可欠な要素である。それがなければ、他のすべてのことは意味がない。夢や目標が実現する前に、私たちは「成功に値する人」にならなければならない。

どの偉大な組織、チーム、人々をとっても、「ひたむきな努力」が共通項として浮かび上がる。それは成功の絶対条件である。近道を通ろうとするとうまくいかない。結局、近道は成功への道ではない。

 

重要なのは、自分がひたむきに努力していると確信することである。最終的には、それが強みになる。自分が成功に値すると信じるからこそ、自分の勝利を確信できる。人の何倍も努力すること。何をするにしても、心をこめて常に全力を尽くすことが大切である。

 

自尊心を高める

自尊心とは単なるプライドのことではなく、自分に対して価値を感じる気持ちのことである。自尊心の高い人は自分を励まし、長期的な目標を設定し、夢を実現する。進んでリスクをとり、物事を成し遂げる。それとは対照的に、自尊心の低い人は目標が定まらず、萎縮して、すぐに挫折してしまうのが特徴である。

 

業績不振にあえいでいる人は、必ずと言っていいほど人のせいにする。逆に業績を上げている人は単に運がいいのではなく、ひたむきに努力している。私たちが成功するかどうかは自分にかかっている。計画を立て、規律に従い、勝つ準備ができて初めて、自分を高く評価することができる。「自分は成功に値する」と確信できて初めて、自尊心を高めることができるのである。

 

高い目標を設定する

ほとんどの成功者は夢を持つことが大好きである。彼らは大きく考えて業績を上げることを目指している。しかし、ひたむきに努力して規律に従わなければ、どんな夢も単なる空想に過ぎず、いつまでたっても実現しない。

まず夢の内容を具体的にすることから始めること。それが目標である。夢は最終地点、目標はそこに至る方法である。大きな夢を持つことはいつでもできるが、長期的な成功は毎日達成する小さな目標の集大成である。目標は日々の課題を設定してくれ、優先順位を決定してくれる。目標を設定することは、成功を収めて夢を叶えるための絶対条件である。

しなければならないのは、夢を細分化して課題をリストアップすることである。そのリストを見れば、チームをまとめ、生産性を高め、一生懸命に働く熱意のある人材が求められていることがわかる。それらの資質を身につけることが、目指すべき目標である。

 

最も難しいのは自分の弱みを把握し、それを克服するための目標を設定することである。目標は1日で変身するような不可能な目標ではなく、達成可能な目標を設定すること。日々の成功を積み重ねることが重要である。

 

常にポジティブでいる

人生の大半は予測不可能であり、自分の力ではどうしようもない。けれども、私たちはみな自分の気分をコントロールすることができる。気分とは自分の心の持ち方の反映である。自分の気分をコントロールするのは、目標を達成する方法と変わらない。規律に従い、目標に向かって努力すればいい。この場合、ポジティブな姿勢を身につけるように鍛錬することになる。人はみな絶えず変化や挫折に直面するが、物事をポジティブに考える習慣を身につけるよう自分を訓練しなければならない。それをしばらく実践していると、周囲の人々の態度が変化する。なぜなら、人々はポジティブな人と一緒にいることを好むからである。

 

変化をワクワクする貴重な経験ととらえる必要がある。ポジティブな人は変化を刺激的なものとみなし、自分の仕事を脅かすのではなく発展させる要因と考える。自分の置かれている状況の中にプラスになる要素を見つけ、変化をチャンスととらえるのである。

 

良い習慣を確立する

習慣は味方にも敵にもなる。悪い習慣を繰り返せば、目的達成の障害になり、成功を収めることができなくなる。したがって、もし自分の悪い習慣に気づいたら、全力を尽くしてそれを直さなければならない。成功者を観察すれば、彼らが良い習慣を身につけて業績をあげていることに気づくはずである。大抵の場合、成功と失敗の差は紙一重であり、良い習慣を確立することが成否を分ける。

 

ロールモデルから学ぶ

ひたむきな努力は大切だが、それだけでは不十分で、正しい努力に徹しなければならない。「練習すれば完璧になる」という格言は不正確である。完璧な練習によって初めて完璧になるからである。

ロールモデルは、正しい努力をする方法を教えてくれる存在である。ロールモデルは著名人とは限らない。思考や行動のパターンを見習い、教訓を学べる人物であればいい。そういう人と過ごして長所を見習えば、勉強になるし、知恵を学び取ることができる。

 

参考文献・紹介書籍