富の法則 一生「投資」で迷わない行動科学の超メソッド

発刊
2023年9月27日
ページ数
360ページ
読了目安
462分
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投資で成功するためのマインドセット
株式投資で成功を左右する最も大きな要素は投資家の行動である。投資家自身の行動をいかにコントロールするかが大切であると時、投資にあたってのマインドセットが書かれています。

投資で成功するための原理原則が書かれており、投資に対する基本的な考え方を学ぶことができます。

投資の成功を高める10のルール

①最も重要なことは自分でコントロールする

投資収益率を上げるものは何かについて考える時、投資家は最も重要なこと、即ち自らの行動以外のあらゆるものについて思いを巡らしがちだ。投資家の行動自体が、ファンドの選択や市場のタイミングよりも富の創出の優れた予測因子になるという明白な証拠が示されているにもかかわらず、パニックに陥らず、定期的に投資し、長期的な視点を保つということを夢見る人はいない。

だが、投資家が夢見るものではないとしても、健全な行動は優れた投資の必須条件であり、それを怠ることは破滅的な投資の元凶になる。良い行動が投資リターンの最良の予測因子であるならば、そのための助けを求めようとする意欲があることが、良い行動の最良の予測因子になる。

 

②専門家の助けを借りる

フィナンシャル・アドバイザーを利用する最大のメリットは、資産運用よりもむしろ行動コーチとしての側面にある。行動コーチングは、資産運用に直接関連する他のどの活動よりも付加価値が高い。不安な時に話を聞いてくれる人、感情に突き動かされて愚かな判断をしないように踏みとどまらせてくれる人、複雑な問題への簡単な解決法を示してくれる人を、資産運用のパートナーに選ぶべきだ。

 

③トラブルはチャンス

金融市場で「他人が恐れている時に貪欲であれ」と言うのは簡単だが、実行するのは別の話だ。その大きな理由は、ネガティブな出来事に注目し、記憶しようとする人間の生まれながらの特性にある。日頃から市場の下落は自然なものであり、逆にチャンスと捉えられると考えていると、周りがパニックに陥っている状況で、利益を得られるようになる。

 

④興奮していたら、それは悪いアイデア

私たちの脳は歪んだレンズを通して現実や記憶にアクセスしている。だから、投資をする人は瞬時の感情に現実を歪められないよう注意しなければならない。感情的な投資がもたらす弊害は無数にあるが、最も大きなものは長期的な視点を失うことだ。計画に長期的に従うためには冷静さが必要である。投資では、興奮することでせっかちになり、失敗しやすくなる。

 

⑤あなたは特別ではない

凡庸さを自覚している投資家は、ルールやシステムに頼れる。うまくいくことに従い、利益を得られる。だが、自分は人並み以上の存在だと思い込んでいる投資家は、ルールを無視して自分の考えを優先させ、その傲慢さのために高い代償を払うことになる。自分は特別だと考えていると、リスクを軽視し、過度に集中的な株式ポジションを取り、自分の能力の範囲を超えた領域に逸脱してしまいやすくなる。良い投資には自らの平凡を認めることが欠かせない。

 

⑥ベンチマークは自分の人生

優れた投資家は、市場の指数には目を向けず、自らが望む生活を送るために必要なリターンを得ることに集中する。こうした個人的なベンチマークを実行するには人間の本能的行動に逆らわなければならない。人間は、自分独自の価値観に従うことよりも、他人よりも優れた存在になることに関心があるからだ。

 

⑦予報は気象予報士がするもの

専門家は自信を持つほどその予想は悪くなり、有名であるほどその予想が悪い。金融メディアは常に先見性を求めているため、予想を的中させた者に注目する。そして、ブラック・スワンの到来を当てたことでキャリアを築き、市場の預言者という称号を得た者たちは、その後も大胆な予想を続けようとする。

 

⑧極端なことは続かない

投資をする人は、どんな極端な状況も決して永続することはないという真実を知らなければならない。平均への回帰の影響は、一般的な投資家にはほとんど理解されていない。市況が極端に楽観的または悲観的になっている時、実際には平均に向かう力が働くにもかかわらず、その状況が続くと期待すると、投資判断を間違えることになる。

 

⑨分散投資は、不確実性に対する唯一の論理的な対応

投資先を広げることには、利益を増やすのと同じくらい、恐怖や不確実性に対処するという意味合いがある。分散投資の本質は、不確実な未来に対して謙虚になることだ。これは、保険の仕組みと基本的な考え方は同じだ。

人は莫大な利益を逃したことを後悔するより、損失を被ったことの方が大きな後悔を味わう傾向がある。分散投資は長期的な経済的目標を達成する上でボラティリティを低下させるのに大いに役立つ。

 

⑩リスクは曲がりくねった道ではない

リスク管理は、コントロール可能なものをコントロールすることから始まる。株式市場の指数をベンチマークとして比較した時の株価のボラティリティは、時間の経過と共に大きく変動し、価値ある情報をほとんど提供してくれない。一方、よりファンダメンタルな要素は、株式を画面上で上下動する点ではなく、企業の株式の一部として見ることだ。これにより、論理的かつ実証的な裏付けを基に、リスク管理へのステップを踏めるようになる。