達成の科学 確実にゴールへ導くステップ・バイ・ステップの招待状

発刊
2015年1月7日
ページ数
256ページ
読了目安
305分
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人生で望む結果を手に入れる方法
人生における成功と幸福を手にするために必要な考え方を紹介している本。成功の法則をわかりやすく解説しています。

達成の科学とは

人生とは自分の一貫した思考の現れであり、考えている通りに現実が生まれる。プラスもしくはマイナスの考えに集中する事で、それに応じたプラスかマイナスの結果を引き出す事になる。思考は原因であり、生み出された状況は思考からもたらされた結果である。思考こそが健康、人間関係、仕事の成功、財政状況をつくり出す原因となる。

 

人生において究極の勝者とは、成功と幸せの両方を手にする事である。心からワクワクする価値あるゴールを達成する事によって、幸せな人生を生きる事ができる。

成功のための唯一の必須条件は「願望」である。私達は痛みを避け、快楽へ向かう事を強く願っている。人生とすべての行いを突き動かすのは、この「痛み」と「快楽」である。痛みは短期的なモチベーションを起こさせる。そして、大きな長期的ゴールに期待する快楽こそが、継続的変化をするための真の解決策である。つまり、痛みと快楽を理解し、コントロールする事が成功への鍵である。

 

長期的な成功にフォーカスする

人が意思決定をする際に主な違いをもたらすものの1つは価値観である。人それぞれ快楽と思うものは異なるが、私達はみんな快楽を求めようとしている。そして、それぞれの快楽が自分にとって何を意味するのかによって優先順位を決めている。

 

すべての人のゴールは可能な限り痛みの経験を少なくする事である。私達の脳はいつもその瞬間に可能な限りの快楽を得て、可能な限り痛みを回避するという目的を持っている。脳はいつも、快楽を得る経験を最大化するために「これは痛みと快楽、どちらを意味しているのだろう?」と判断しようとしている。

桁違いの生活を満喫できる人は、長期的思考を持っている。つまり、ずっと先にある快楽を得るために、目先にある痛みを我慢できる。重要な事は、痛みと快楽をコントロールする方法を学ばなければならないという事である。悪い習慣を持続的な充実感をもたらす良い習慣へと変える能力を身につけなければならない。その方法は2つ。

 

①行動を変えるほどのモチベーションを与えてくれる長期的なゴールを持つ
②長期的快楽を得るために短期的な犠牲を払う事ができる自己規律を身につける

 

日々の行いが人生の成功や失敗のすべての基盤をつくる。成功を収めた人は、快楽を遅らせる事に長けており、自己規律を守れる人である。彼らは長期的な成功を収めるために必要な日々の行動、そして、短期的な快楽を放棄するのに必要とされる日々の行動を継続的に取る事によって自身が何よりも求めるゴールを達成できる。

 

モチベーションが成功と幸福を手にするための習慣をつくる

人生で急成長を達成したいのであれば、モチベーションを奮い立たせる必要がある。モチベーションが大量行動につながるからである。

 

人生とは一貫した思考の現れである。大抵の人は1日に約3万回も物事を考え、その内の多くの思考はゴールから遠ざける。私達は皆、ある決まった思考を何度も繰り返す傾向があり、そうした思考によって私達の行動が支配されている事がよくある。私達は思考のすべてを自分でコントロールする事は不可能である。思考の40%は無意識の習慣であり、さらにそうした事実に気付いてもいない。

 

従って、重要なのは、他の思考を塗りつぶすくらいの勢いで、多くの成功をもたらす1つの思考を何度も繰り返す事である。「理想の人生を生きるために何が何でもやってやる」というフレーズを何千回と繰り返す事で成功者と同じ思考をするように自己暗示をかける。一旦、そのような習慣的な思考を脳にプログラミングし、決意に満ちた態度をつくり上げる事ができれば、あらゆる難題に対応できるようになる。